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ニューモデル 2019.11.5

ボルボの新世代セダン、S60に緊急試乗。Dセグセダン最上といえる走りの質感!

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FFベースながらFRのフォルム

ボルボは、2015年デビューのXC90から新世代アーキテクチャーの投入を開始している。それに伴い、基本となるデザインも一新。横置きで搭載するエンジンを直列4気筒に限定したことで、フロントのオーバーハングを短縮、ホイールベースを伸ばしている。その結果、駆動方式がFFベースであながらFRのようにバランスのいいフォルムの獲得に成功。Aピラーの延長線上にフロントホイールの中心が位置する、カッコいいデザインのセオリーを具現化している。

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その後、同じコンセプトでXC60、V60、XC40(専用アーキテクチャーを採用)などが続き、新車攻勢の最終仕上げを担うのが2019年11月に日本市場に上陸したS60だ。バランスのいいフォルムは、あえてクーペスタイルにするまでもなくスマート。セダンならではの折り目正しさも表現している。カテゴリーとしてはメルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズなどの強豪がそろうDセグメントとなるが、正統派セダンとしてのキャラクターはS60のほうが際立つ。ちなみに、生産はスウェーデンではなく2018年秋に開設されたアメリカのサウスカロライナ州にあるチャールストン工場が受け持つ。

それでいて、開発テーマは“スウェディッシュ パワフルダイナミック セダン”であり、ドライビングプレジャーを重視している。ラインアップの頂点はT8ポールスターエンジニアード。333馬力を発揮する2L直列4気筒ターボ&スーパーチャージャーに、87馬力を発揮するモーターを組み合わせ、システム出力は420馬力に達する。今回の試乗車となったT5インスクリプションは、254馬力を発揮する2L直列4気筒ターボ搭載モデル。トランスミッションは8速ATとなる。

実際に、S60はワインディング路での走りが楽しくなるクルマだ。エンジンはもう少しパワフルさを際立たせる演出があってもいいと思うが、低回転域から充実したトルクが立ち上がり中回転域になるとアクセル踏む量や速さに応じた期待どおりの力強さを得ることができる。アクセルを踏み続ければ、最高出力に達する5500回転を超えてもパワーの頭打ち感がなく、気持ちのいい加速の伸びが確かめられる。

Dセグメントのセダンで最上級の走り

サスペンションは、アルミニウムやFRP(ガラス繊維強化樹脂)を用いて軽量化。フロントがダブルウイッシュボーン式でリヤはマルチリンク式を採用し、ツーリング、ダイナミック、スポーツの3タイプが用意される。そのうち、日本市場に導入されるのは中間のダイナミックとダンパーの減衰力を連続可変制御するオプションのFour-Cだ。

T5のサスペンションは、ダイナミックでもストロークのスムーズさを実感しやすい設定。これだと路面のうねりを通過すると一般的にはボディが縦に揺れるためフワつきの原因となる。ところが、振動の収束が最適化されているので、むしろ好印象つながる。しかも、操縦性が正確なのでステアリングをスイッと切り込めば鼻先が軽快に向きを変える。4輪は優れた接地バランスを実現するだけに、コーナーを飛ばしぎみに駆けぬけてもクルマに対する信頼感が維持される。

サスペンションの設定は、乗り心地の快適さにもつながる。荒れた路面を通過しても衝撃を巧みにいなし、ボディに振動が残ることもない。振動の減衰は、ロードノイズの抑制をもたらす。路面のザラつきをタイヤが拾うことでゴーッというノイズが聞こえはするものの響くことはない。反射により音源が分散しているような違和感もない。こうした走りは、プレミアム系ブランドのDセグメントセダンとしては最上の質感といえる。

さらに、従来型と比べてホイールベースを100mmも延長したため、後席の足下スペースは36mmの余裕を得ている。男性としては大柄な筆者が運転席で最適な姿勢を選びそのまま後席に移っても、さすがに足を組めるほどではないが十分なくつろぎ感。室内スペースも、Dセグメントのセダンとしては最上の広さを確保している。ちなみにインスクリプションのシートには、穴あけ加工を組み合わせたスコットランド産のパーフォレーテッドナッパレザーが用いられる。

もちろん、ボルボは安全を最優先。世界初の右折時に対向車を検知するインターセクション・サポートや、Dセグメント初となる対向車との正面衝突回避を支援するオンカミング・レーン・ミティゲーションなどの最新のシティセーフティが採用される。ボルボのラインアップではSUVのXC系やワゴンのV系が主力となるが、S60の導入によりセダンの注目度が高まるに違いない。

■新型S60 バリエーション&価格
・T8 ポールスター エンジニアード(30台限定) 2L直4ターボ+スーパーチャージャー+モーター 919万円
・T6 ツインエンジンAWD インスクリプション 2L直4ターボ+スーパーチャージャー+モーター 779万円
・T5 インスクリプション 2L直4ターボ 614万円
・T4 インスクリプション 2L直4ターボ 489万円

〈文=萩原秀輝 写真=岡 拓〉

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(driver@web 編集部)

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みんなのコメント

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  • cre*****|2019/11/05 15:19

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    スタイリッシュでカッコいい!
    けど、ボルボってどうしてもステーションワゴンに目がいってしまうんだよなぁ
  • tak*****|2019/11/05 16:03

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    世のFFベースのセダンやワゴンの大半がノーズ長くてダサいのに、これは本当にFRみたいな収まり方していて、フロント格好良いね。

    リアのテールランプが惜しいデザインだけど、最近こういうデザイン多いよね。
    スバルもそうだし、ホンダもそうだ。
  • zoo*****|2019/11/05 19:10

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    久しぶりにスタイリッシュなセダンが出たね。
    格好良くて走りが良くて安全性が世界一。
    セダン人気の起爆剤になるかな。

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