Porsche 911 Carrera
ポルシェ 911 カレラ
新型ポルシェ911の新装備「ウェットモード」、海に消える橋で抜群の効果を確認!
潮の満ち引きにより1日4時間しか渡れない橋
パリから南西に約450km、かのル・マンから250kmの場所に世界で最も奇妙な道のひとつパッサージュ・デュ・ゴワ(Passage du Gois )はある。ビスケー湾にかかるこの橋は約5kmにわたってノワールムティエ島とフランス本土を接続。 干潮時は普通の道路と同じように通行できるが、満潮時には大西洋に消えてしまうという、1日4時間しか通過できない橋だ。
ここは、 新型ポルシェ911に搭載された「ポルシェ・ウェット・モード」をテストするのに最適な場所と言えるだろう。911が訪れた日、道路は直接海に通じて大西洋からの波が打ちつけ、カモメが羽ばたく姿も見える。そしていくつかの交通標識が水面から不気味に突き出ていた。
橋を渡る途中に水没したクルマも多数
この地で牡蠣漁を手がけるジェラール・モローは「ここからは道が消える瞬間を見ることができます。子供の頃、私は両親とよく一緒にこの場所にきました。この光景は何度きても私を魅了します」と、目を細める。
「ある友人は満潮時直前にこの橋を渡ろうとしましたが、島まで1kmの場所でクルマが水没してしまいました(笑)。幸い彼は泳ぎが得意だったので、なんとか陸地までたどり着くことができましたが・・・」とモローは笑う。
モローのような漁業に携わる人々は、パッサージュ・デュ・ゴワを何十年も見続けてきた。ここを渡るのが簡単ではないことを彼らは熟知している。そして、誰もが潮がかかった干潮直後は渡るのが不可能だと思うだろう。しかし「ポルシェ・ウェット・モード」を搭載した911であれば可能かもしれない。
干潮直後の滑りやすい局面で安定した走行を実現
「ポルシェ・ウェット・モード」は状況に合わせてコントロールシステムを調整し、ドライバーに伝える機能を持つ。悪天候時などにドライバーは任意でモードを設定することができる。
フロントホイールハウジング内に設置されたセンサーが水しぶきを検知すると、ポルシェ・スタビリティ・マネジメント(PSM)とポルシェ・トラクション・マネジメント(PTM)の両システムが通常よりも早く作動。さらにタコメーター右のディスプレイに警告が表示される。
「ポルシェ・ウェット・モード」が有効になっている場合、PSM、PTM、アダプティブエアロダイナミクス、オプションのポルシェ・トルクベクタリング・プラス(PTV)は、最大限の走行安定性を保証するように調整される。
パッサージュ・デュ・ゴワでも「ポルシェ・ウェット・モード」は有効に機能した。干潮直後のスリッパリーなコンディションでも、安定した走行を実現したのである。
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