「最上レベルまでブラッシュアップされた世界基準」構成部品の約半分にもおよぶ、6500ヵ所もの改良を施して大幅にアップデートされた最新のCクラス。ここでは主力のセダンを中心に、ステーションワゴンも加えて室内の使い勝手をチェックしていこう。最大のトピックは、刷新されたメーターまわりとワイドディスプレイを組み合わせたインフォテインメントシステムだ。TEXTZ●工藤貴宏 (KUDO Takahiro) PHOTOZ●中野幸次 (NAKANO Koji)
取材車のプロフィール
トヨタRAV4をホンダCR-V、スバル・フォレスター、日産エクストレイルと徹底比較!【ライバル比較インプレッション】
ボディカラー:ヒヤシンスレッド
メーカーオプション:レーダーセーフティパッケージ、レザーエクスクルーシブパッケージ、スペシャルメタリックペイント
ボディカラー:セレナイトグレー
メーカーオプション:レーダーセーフティパッケージ、レザーエクスクルーシブパッケージ、AMGライン、パノラミックスライディングルーフ、他
〈運転席まわり〉高次元で融合させ、さらに進化を遂げる
SクラスやEクラスといった上位モデルに続き、ついにCクラスも全面液晶のメーターパネルを手に入れた。全面液晶パネルを採用することの最大のメリットは、表現の自由度の高さ。右、左、そして中央と3つのエリアで各項目を表示する。中央は従来同様のマルチディスプレイを組み込み、さまざまな車輌情報はそこに表示。
全面液晶メーターのテイストは3タイプ
メーターのテーマは3タイプに切り替え可能。アンバーの文字が特徴の「スポーティ」(写真上)、精悍な印象の「クラシック」(写真下左)、そしてデジタル感が強く斬新な「プログレッシブ」(写真下右)を用意。好みにあわせて選ぶことができる。
好みに合わせて表示内容を切り替えられる
〈インフォテインメント&空調〉大型化されたディスプレイで先進性も向上
世界中とつながるMercedes me connect
Cクラスには4Gの通信端末が標準搭載されていて、車外との情報のやり取りが可能。いわゆるコネクテッドカーだ。最新の渋滞情報などをキャッチするほか、スマホから遠隔で車両の位置の確認やドアロック/アンロックなどもが行える。また、プレミアムブランドならではのサービスといえるのが、ボタンひとつでオペレーターとつながり音声通話で車両の説明などを受けられるサービス機能。さらにこの機能では、ホテルやレストランの検索や予約まで行うことができる。なお、車両をアクセスポイントとし、手持ちのスマホなどをWi-Fi接続することも可能。
カメラやセンサーで駐車をサポート
リヤカメラは通常の画角のほか、左右約180度まで見渡せる画面にも切り替えできる。広い視界は、駐車枠からバックで出るときなどに安全確認がしやすい。ステアリング操作に連動した進路予測線に加え、センサーからの情報に基づいた障害物の注意喚起(黄色や赤の線)が画面上に表示されるのも親切だ。
〈居住性&乗降性〉運転感覚はスポーティ、後席は充分なスペース
フロントはスポーティな運転感覚、リヤは充分なスペースを用意しコンフォータブルな空間に。ドライバーズカーとしても、ファミリーセダンとしても、ハイレベルな領域でまとめられたパッケージングを実現している。
乗降性は、低めの着座位置としたセダンの直球的なスタイル。フロントはAピラーの傾斜が強いものの、セダンとしては常識的な範囲だ。リヤはCピラーの傾きが大きいため乗降時に頭が当たらないよう気をつける必要があるが、それはライバルモデルも同様である。ドアの開閉音は、低音が響き重厚。ボディの頑丈さや安心感を印象付ける。
ISO-FIXバーにも技あり!
〈室内の収納スペース〉使いやすさを高めている大容量スペースも用意
グローブボックスだけでなく、センターコンソールボックスまでボックスティッシュが入るほどの大容量を確保。収納スペースはその数が豊富なだけでなく、大きな物を入れる場所も用意されており、高い利便性を誇る。
グローブボックスは2段式で、ETC2.0ユニットやアロマボトルも組み込まれている。リッドはキーロックでき、上部にはクルマを預ける際などにトランクオープナーを無効にできるスイッチも内蔵。
リッド付きの前席ドリンクホルダーは、センターコンソール前方に備わる。奥にはトレーも装備。ドリンクホルダーを外せば、5インチ画面のスマートフォンも置ける小物入れとしても使用可能。
〈ラゲッジルーム〉セダンでも480ℓのトランクスペースを用意
24時間緊急通報サービス
バニティミラー
マルチビームLEDヘッドライト
キーは非接触型
パフュームアトマイザー
アクティブパーキングアシスト
〈ワゴンの荷室と後席〉レジャーやバカンスに大活躍の広い荷室
巻き取り式のトノカバーを採用。テールゲートを開けると自動的に後方が跳ね上がり、荷物の積み下ろしの際に邪魔とならないよう設計されている。床からの高さは410~420mmほど。
居住性&乗降性
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