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ランチア ホモロゲーションモデル数台、オークション登場 うち3台を紹介

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ランチア ホモロゲーションモデル数台、オークション登場 うち3台を紹介

もくじ

ー デルタS4インテグラーレ
ー ラリー037ストラダーレ
ー ストラトスHFストラダーレ

3台のランチア出品車 すべての画像をみる

デルタS4インテグラーレ

多くの夢見る少年少女の憧れの的であったランチアのラリーカー3台がエッセンで開かれるRMサザビーズのオークションに登場する。

一番の注目を集めると予想されるのは1985年のデルタS4ストラダーレ。200台限定で生産されたうちの1台で、落札予想価格は45万ポンド(6500万円)から50万ポンド(7228万円)となっている。

伝説的なグループBのホモロゲーションモデルたちは4月にエッセンで開かれる2日間のオークション、テクノ・クラシック・エッセンに登場する。そして今紹介したデルタS4ストラダーレも数台出品されるランチアのラリーカーの1台にしか過ぎない。

スペースフレーム構造を採用したフレームを持ち、当時としては最先端のビスカスカップリングを用いたセンターデフが組み合わさった四輪駆動システムを採用。心臓部には1.8ℓ直列4気筒ツインチャージャーエンジンを搭載している。

今回出品される個体は非常に程度が良いものだ。生産から35年経っているにも関わらず、走行距離はたったの2196km。イタリアで登録されて以来、フランスやドイツなどのオーナーの元に渡ってきたが、昨年の夏にイタリアにまた戻り、整備を受けた。

レッドの外装にタンのアルカンターラレザーで仕立てられた内装は非常に際立つ。元のコンディションを保つ書類やツールキット、本なども付属する。

ラリー037ストラダーレ

公道走行可能なラリー037ストラダーレもオークションに登場する。

今回出品される1982年型ランチア・ラリー037ストラダーレは先のデルタS4同様、非常に低走行で程度が良い。

グループBのレギュレーションは公道走行可能モデルを200台生産することが義務付けており、037も207台が工場から出荷されたとみられている。

シャシーナンバーZLA151AR000000022のこの個体は2005年まで最初のオーナーが保有しており、3代目となる現在のオーナーが2015年に購入した。

目を見張るような程度の良さを誇り、オドメーターには3500kmしか記録されていない。オークションでの落札予想価格は35万ポンド(5059万円)から40万ポンド(5782万円)となっている。

ストラトスHFストラダーレ

そして最後に紹介するのがこの1975年型ランチア・ストラトスHFストラダーレだ。

037の1つ前のモデルであったストラトスはWRCのマニュファクチャラー部門にて3冠を成し遂げたが、後継の037は2冠であった。ちなみにデルタS4はコンストラクターズタイトルを6勝上げた。

シャシーナンバー829AR0 001832のこの個体は、492台生産された中の1台だ。シチリアのビニャルディ家が新車時に購入し、そこでおよそ30年間過ごした。

3代目である現在のオーナーが売りに出しているが、レストアは施されておらず、元のコンディションを保ったままである。48万ポンド(6939万円)から52万ポンド(7517万円)の落札予想価格がつけられている。

そしてランチアの伝説的なラリーモデルの他にも、2台のフルビアがともに出品される。1台は1974年モデルで、2万ポンド(289万円)から3万ポンド(433万円)の落札予想価格がつけられている。

残りの1台は1970年型のフルビア・ラリー1.6 HFで、落札予想価格は6万ポンド(867万円)から7万ポンド(1011万円)となっている。

メッセ・エッセンで開かれるRMサザビーズのオークションは4月11~12日に開催される。

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