現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ベントレー回復計画、着々と ハイブリッド化/初の電気自動車も準備

ここから本文です

ベントレー回復計画、着々と ハイブリッド化/初の電気自動車も準備

掲載 更新
ベントレー回復計画、着々と ハイブリッド化/初の電気自動車も準備

もくじ

ー 2025年までに5つの課題に直面
ー 電気自動車のベースモデルは未定

ベントレー新CEO「スポーツカー作らず」 電動化推進、モデル拡充は……

2025年までに5つの課題に直面

ベントレーは最近、エイドリアン・ホールマーク社長兼CEOが「最悪の事態」と表現した業績低迷から脱却を図っている。

現在は回復への途上にあり、ブレグジット(欧州連合からのイギリス脱退)によって来年は過去最高の売り上げを記録できると同社では信じている。

WLTPに起因する生産の遅れから、新型コンチネンタルGTを米国と中国(両国を合わせるとベントレーの総売上の半分を占める)で予定通り発売できなかったにもかかわらず、2018年に同社は1万494台という非常に高い販売台数を記録した。

2020年には両国でコンチネンタルGTの発売も開始され、およそ1万2000台の売り上げを達成する見込みであるとホールマークは言う。フォルクスワーゲン・グループが後押しするベントレーの回復計画は、既に予想以上の結果を上げている。

ベントレーは2025年までに5つの大きな課題に直面するとホールマークは考えている。

1つ目は今年、計画通りに回復を完遂すること。その次には、ラインアップの多様化を進め、各モデルにハイブリッド・バージョンを用意し、さらに最近発表されたベンテイガ・スピードのような派生モデルのシリーズを設定することだ。

電気自動車のベースモデルは未定

2023年までには、刻一刻と施行が迫るユーロ7規制に対応するため、環境性能を向上させる計画に取り掛からなければならない。

ユーロ7はガソリン・エンジンから現実の路上で排出される粒子状物質とNOxを、さらに減らすことを目的としている。

そして2025年までの、できるだけ早い時期に、同社初の電気自動車を発表する。これにはフォルクスワーゲン・グループで開発している汎用ボディ/シャシー・アーキテクチャや、待望されるバッテリーの高効率化が、ベントレーの大きくて重いモデルにも適用できるとホールマークは考えている。

現時点でベントレーは、最初の電気自動車をまったく新しいモデル(ベンテイガをさらにコンパクト化したモデルという噂がある)にするか、それとも既存のモデルをベースにするか、まだ決定していない。

その間にも、同社はコンチネンタルをベースにしたサルーンのフライングスパー(新たな車名が与えられる可能性もある)を、2020~21年の発表に向けて開発している。

さらに大型のフラッグシップ・サルーンとしてミュルザンヌ後継モデルの計画も検討されている。ミュルザンヌ後継モデルに関しては、年間生産台数が450台と控えめで、しかし利益率を高めたモデルが考えられる。だが、ハイブリッド化計画に加わることはないだろう。

あるいは単に現行のミュルザンヌにデザイン変更を施し、モデルライフを引き伸ばすこともあり得る。

こんな記事も読まれています

役者が揃った優勝争い─マルティンの長い長い残り5周、M.マルケスの誤算、バニャイアの9コーナー/第5戦フランスGP
役者が揃った優勝争い─マルティンの長い長い残り5周、M.マルケスの誤算、バニャイアの9コーナー/第5戦フランスGP
AUTOSPORT web
コスパ最強のスポーツカーは[先代スイスポ]!! スポーツカーが40万!? 130馬力超えの6MTで買える!
コスパ最強のスポーツカーは[先代スイスポ]!! スポーツカーが40万!? 130馬力超えの6MTで買える!
ベストカーWeb
今なら完全NGよ!! 昔にあった信じられない[ゆる~い交通ルール]
今なら完全NGよ!! 昔にあった信じられない[ゆる~い交通ルール]
ベストカーWeb
マクラーレン「750Sスパイダー」を関西まで長距離テスト! サーキットが真骨頂のクルマが提案する日常の楽しみ方とは
マクラーレン「750Sスパイダー」を関西まで長距離テスト! サーキットが真骨頂のクルマが提案する日常の楽しみ方とは
Auto Messe Web
新型ロータス・エレトレ Sへ試乗 「5.1m」が小さく感じる敏捷性! 歴代最高のインテリア
新型ロータス・エレトレ Sへ試乗 「5.1m」が小さく感じる敏捷性! 歴代最高のインテリア
AUTOCAR JAPAN
GTWCアジア第2ラウンドタイはアウディ&ポルシェが優勝。レース2で5ZIGENが2位に
GTWCアジア第2ラウンドタイはアウディ&ポルシェが優勝。レース2で5ZIGENが2位に
AUTOSPORT web
盟主PWRが『クプラ・ボーン』披露と同時にEuroRX1王者起用を発表。エクシオンは異車種6台体制に/STCC
盟主PWRが『クプラ・ボーン』披露と同時にEuroRX1王者起用を発表。エクシオンは異車種6台体制に/STCC
AUTOSPORT web
ル・マンの戦いはすでに始まっている。LMDhの逆襲を象徴するポルシェの躍進と謎多き性能調整の裏側
ル・マンの戦いはすでに始まっている。LMDhの逆襲を象徴するポルシェの躍進と謎多き性能調整の裏側
AUTOSPORT web
ラッセル「毎週5位~8位を争うのが現状」短期的な解決策は役に立たず、今後数週間は“痛みを伴う”と覚悟
ラッセル「毎週5位~8位を争うのが現状」短期的な解決策は役に立たず、今後数週間は“痛みを伴う”と覚悟
AUTOSPORT web
免許取得したてで「高級ミニバン」購入!? 「初心者」マーク貼付けた“斬新な姿”に「なかなかいないですよ」 芸人、エハラマサヒロが実車を公開!
免許取得したてで「高級ミニバン」購入!? 「初心者」マーク貼付けた“斬新な姿”に「なかなかいないですよ」 芸人、エハラマサヒロが実車を公開!
くるまのニュース
ボッタスのレースエンジニア交代は、アウディのF1参戦に向けた取り組みの一環。本人とも計画を話し合ったと代表が明かす
ボッタスのレースエンジニア交代は、アウディのF1参戦に向けた取り組みの一環。本人とも計画を話し合ったと代表が明かす
AUTOSPORT web
PHEVには馴染めなかった? V8へ "リターン" の可能性 メルセデスAMG新型「CLE 63」に導入か
PHEVには馴染めなかった? V8へ "リターン" の可能性 メルセデスAMG新型「CLE 63」に導入か
AUTOCAR JAPAN
ロータスが持続可能なモビリティの未来を牽引する動画を公開。2038年までのカーボンニュートラル達成に向けた戦略とは
ロータスが持続可能なモビリティの未来を牽引する動画を公開。2038年までのカーボンニュートラル達成に向けた戦略とは
Auto Messe Web
【顧客の平均年齢43歳】 カリナンがシリーズIIへ進化 ロールス・ロイス製SUVが成し遂げた功績
【顧客の平均年齢43歳】 カリナンがシリーズIIへ進化 ロールス・ロイス製SUVが成し遂げた功績
AUTOCAR JAPAN
第9戦はキャシディが21番手から逆転優勝。第10戦はダ・コスタがポルシェに母国勝利をもたらす/フォーミュラE
第9戦はキャシディが21番手から逆転優勝。第10戦はダ・コスタがポルシェに母国勝利をもたらす/フォーミュラE
AUTOSPORT web
ポルシェ・ペンスキー、キャデラックの牙城を崩しIMSAラグナ・セカを制す。恐竜カラーの911がGTDプロ初優勝
ポルシェ・ペンスキー、キャデラックの牙城を崩しIMSAラグナ・セカを制す。恐竜カラーの911がGTDプロ初優勝
AUTOSPORT web
3500万円! 日産が新型「GT-R」実車展示! 存在感スゴい「最強仕様」がNYに登場! 進化した「新デザイン」採用に反響あり
3500万円! 日産が新型「GT-R」実車展示! 存在感スゴい「最強仕様」がNYに登場! 進化した「新デザイン」採用に反響あり
くるまのニュース
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズにカローラクロスなど5車種の適合が追加
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズにカローラクロスなど5車種の適合が追加
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3470.03800.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

278.02550.0万円

中古車を検索
ミュルザンヌの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3470.03800.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

278.02550.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村