現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【くるま問答】ランサー6やユーノス プレッソなど、2L以下の6気筒搭載モデルがなぜ生まれ、なぜ消えた

ここから本文です
ニューモデル 2018.9.29

【くるま問答】ランサー6やユーノス プレッソなど、2L以下の6気筒搭載モデルがなぜ生まれ、なぜ消えた

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

1990年代、マツダ ユーノス プレッソやMS-6(1.8L)、三菱 ランサー6(1.6L)など、かなり小排気量な6気筒エンジン搭載モデルがいくつもデビューしていた。今では考えられないスペックだが、なぜこのようなモデルが生まれ、どういった特性を持ち、そして消えていったのか。モータージャーナリストの片岡英明氏に聞いた。

小さなクルマにもプレミアムなフィーリングを

1983年6月、日産はセドリックと兄弟車のグロリアをモデルチェンジした。これは日本で初めてのV型6気筒エンジン搭載車だ。直列6気筒エンジンより全長を短くでき、エンジン全体もコンパクトに設計できる。ひとつのエンジンで、横置き(FF車)と縦置き(FR車)の両方に対応できるのも長所だった。

また、クランクシャフトを短くできることから直列6気筒ほど高い剛性を必要せず、コストダウンを図ることもできた。さらに、エンジン長が短いからクラッシャブルゾーンを確保しやすいなど、安全性能も高い。そのため1980年代後半から直列6気筒エンジンに代わって主役の座に就いたのである。

6気筒エンジンは、4気筒エンジンより上質なパワーフィーリングで、静粛性も高い。だから上級車に好んで搭載されたのだ。1980年代まで、日本の税制では小型車が優遇されていたため、小型車の上限である2Lクラスに、多くのメーカーが積極的に6気筒エンジンを送り込んだ。

1990年代になると「コンパクトなクラスにも上質な走りを」と考え、2L以下のV型6気筒エンジンも投入された。三菱は1991年にミラージュとランサーに1.6LのV型6気筒エンジンを、マツダもユーノス500などに1.8LのV型6気筒を送り込んでいる。

だが、21世紀になると2L以下のV型6気筒や直列6気筒エンジンを積むことがなくなってしまった。今、もっとも小排気量の国産6気筒は、マークXの2.5L V型6気筒だ。

あれだけ多かった6気筒エンジンが激減したのは、世界中の自動車メーカーがダウンサイジングコンセプトを打ち出してきたからである。2L以下の排気量なら、4気筒エンジン+ターボのほうが軽快だし、燃費の点で有利だ。多くのクルマに展開できることも後押しした。

また、エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車にも6気筒エンジンがある。が、ライバルとなるのはV型8気筒エンジン搭載車だから2LのV型6気筒では役不足なのだ。

日本の小型車枠のなかで最高のものをつくろう、という考え方が強かった。だから背伸びして2Lの6気筒エンジンを搭載したのだ。だが、今や4気筒でも同等以上の動力性能や上質感を出せる。だから日本だけでなく海外でも姿を消していった。あのBMWですら、今は2Lクラスには直列6気筒エンジンを設定していない。

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(Webモーターマガジン )

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

  • ten*****|2018/10/10 21:15

    違反報告

    以前私が乗っていたユーノス・プレッソは1.8lの「K8」エンジン搭載車でした。
    確かにV6らしい滑らかさはあったのですが、如何せんトルクが薄かった…
    4速ATでもちょっとアクセル強めに踏んで発進すると、3~4000rpmくらいまで
    吹け上がってから加速し出すので、次に乗り換える時はもう少しトルク感のある
    エンジンのクルマにしようとことで、4ドアですが500の20Fというグレードに
    乗り換えました。
    KF型ですか、プラス200㏄の差は思ったほど大きくないものの、クルマの
    キャラクターに合った乗りやすいエンジンのクルマだと思いました。
    今はナニからナニまでダウンサイジングの時代で、もうこんな小排気量
    マルチシリンダーのクルマは過去のものとなってしまいましたね。
    バイクもそうだ。ひと昔前は250㏄の4気筒なんてザラにありましたもんねぇ…
  • fxh*****|2018/10/02 22:49

    違反報告

    当時フィアットもウーノとかに小さい6気筒を積んでテストを繰り返していたけど、発売までには至らなかった模様。でもブラーボ/ブラーバ/マレアのトップモデルは5気筒だった。あと、ダイハツが楕円ピストンのV4を積んだ次期アプローズを開発中って噂が一瞬流れたのは何だったんだろう…。

(株)カービュー関連サービス

メールマガジン メールマガジン

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します