もくじ
ー より高度な自動運転装備を搭載
ー 電動化も推進 EVはまだ先か
より高度な自動運転装備を搭載
メルセデス・ベンツは次期型Sクラスに、複雑な道路状況でも人間による操作無しに走行できるレベル3の自動運転技術を搭載すべく開発中だ。
アウディA8やBMW7シリーズをライバルとし、2020年に発売予定だ。メルセデス・ディストロニック・アクティブ・プロキシミティ・コントロールやアクティブ・ステア・アシストなどがこのシステムのカギとなっている。
現行のSクラスはレベル2を実現しているが、新型Eクラスに搭載されているようなGPS連動型のシステムにアップグレードされると見られている。2020年型ではほぼ自動運転化されるだろう。
メルセデスの運転支援技術開発ボスのクリストフ・フォン・ヒューゴはAUTOCARに対し、2020年までにメルセデスは都市部の道路やジャンクションなどのような「危険な状況」にも対応できるようになるという。
ボイスコントロール技術も進化し、今までのような定型文ではなくより自然な話し言葉も認識できるようになった。
電動化も推進 EVはまだ先か
次期型Sクラスは電動化も一歩進み、現行のハイブリッドモデル最上位のS560eよりもパフォーマンス、航続距離ともに向上する。このモデルはターボ付きV6エンジンと電動モーターの組み合わせられる。電気のみで最長50kmの走行が可能だ。これは将来的にゼロエミッション化が義務付けられる都市圏においては重要な能力だ。
昨今の傾向を鑑みるに、完全電動化されたSクラスの登場も遠い話ではないだろう。ただし、2020年までにそれに十分なバッテリー技術の確立は難しいと考えられている。AUTOCARではバッテリーを搭載するスペースの確保が最重要課題だと考えており、メルセデスがそのためにキャビンの広さを犠牲にする可能性は低いだろう。ただし、モデルサイクル後半においてEV仕様が登場することはあり得る。
デザインにも大きな変更が加えられるが、厳重な偽装が施されているため詳細は不明だ。しかし、昨年目撃されたテストカーは現行Sクラスをベースとしながらも、拡大されたトレッドに対応するため明らかに大型化されたホイールアーチが確認できた。このことから、次期型はさらなる大型化が図られているようだ。
Sクラスはメルセデスのラインナップで重要な位置を占めており、多くの先端技術が他のモデルに先駆けて投入される。2017年にはマイバッハ仕様だけで2万5000台を売り上げ、そのうちの3分の2が中国向けだ。メルセデスは2017年228万9344台と、アウディやBMWを上回りプレミアムブランドで最大の売り上げを記録した。メルセデスは英国市場の7.04%のシェアを占めている。アウディは6.88%、BMWは6.77%だ。
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