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マクラーレン・セナ チーフエンジニアに訊く 日本市場/SUV/ハイブリッド

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マクラーレン・セナ チーフエンジニアに訊く 日本市場/SUV/ハイブリッド

もくじ

ー 「今後は、ハイブリッドの方向に」
ー マクラーレンの生産台数 上限は?
ー SUVを作る可能性は?

フェラーリSP38発表 488 GTBベースのワンオフ・モデル

「今後は、ハイブリッドの方向に」

・AUTOCAR(以下AC)
セナという名前は日本で特別な意味を持っています。日本のカスタマーから声が届いていますか?

・D.P.ウイリアムズ
日本人にとってセナという名前が大きな意味を持っていることは認識しています。恐らく日本の方々はセナのレースに対する姿勢に共感されていたと思います。勝つことに情熱的でしたし、彼は「わたしは2位になるために生まれたのではなく、勝つために生まれたのだ」と語っていました。こうした姿勢が日本人の心に共鳴して支持されてきたと思います。


・AC
セナにハイブリッド・アシストを搭載しなかった理由をお聞かせください。

・D.P.ウイリアムズ
セナをデザインするにあたって最大の目的としたのは、最高の運動性能を獲得するために優れたパワー・ウェイト・レシオを実現することでした。現行のハイブリッド・システムは追加のパワーを得ることができますが、パワー・ウェイト・レシオの向上=軽量化が難しいためセナには採用しませんでした。軽量なハイブリッド・コンポーネンツができればその限りではありません。



マクラーレンの生産台数 上限は?


・AC
将来のハイブリッド・モデルについて計画を教えてください。

・D.P.ウイリアムズ
われわれはハイブリッドのカタログ・モデルを作ることをアナウンスしています。今後マクラーレンとしてはハイブリッドの方向に進んでゆきます。

・AC
将来販売台数が増えた時は、プレミアム性を維持するために生産台数を制限しますか。

・D.P.ウイリアムズ
その通りです。われわれはエクスクルーシブさを保つために具体的な上限を設けています。


・AC
現在スポーツ・シリーズ、スーパー・シリーズ、アルティメット・シリーズの3ラインを展開していますが、ライトウェイト・スポーツなどの新たなラインを展開する予定はありますか。

・D.P.ウイリアムズ
究極のモデルはアルティメット・シリーズが受け持ち、基本ラインをスポーツ・シリーズ、スーパー・シリーズが受け持つという体制で進んでいます。新たなラインを展開する予定はありません。



SUVを作る可能性は?


・AC
ランボルギーニを始めベントレー、マセラティなどのプレミアム・ブランドが、SUVをラインナップに加えています。マクラーレンはSUVを作る可能性はありますか。

・D.P.ウイリアムズ
SUV(=スポーツ・ユーティティ・ヴィークル)は、スポーツ目的でもなく、ユーティリティ目的でもありません。われわれがクルマを作る時は目的・理由がはっきりしています。ですからわたし(マクラーレン)はSUVの存在理由が分かりません。

・AC
このあとアルティメット・シリーズはどのくらいの間隔で出る予定ですか。

・D.P.ウイリアムズ
つぎのアルティメット・シリーズは3シーターのBP23で、その存在を明らかにしています。具体的なイメージはまだ公表していませんが、一部インテリアのスケッチを公開しています。このBP23は2年後に発表する予定です。これ以降もアルティメット・シリーズは出してゆく予定があります。


・AC
マクラーレンの販売台数のトップ3マーケットを教えてください。

・D.P.ウイリアムズ
マクラーレンは4年連続して成長を続け、昨年は3340台を送り出しました。セールスはアメリカがトップで、ヨーロッパ圏が2位、そして日本は3番目のマーケットになります。

・AC
ありがとうございました。

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