もくじ
ー 最新の電動パレートレイン スタイリングはル・マン風
ー 革新的な技術 R仕様のI.D.ファミリーも
ー レース・トゥ・ザ・クラウド チャンピオンがドライブ
実車画像 ランボルギーニ・テルツォ・ミッレニオ ジュネーブ・モーターショー
最新の電動パレートレイン スタイリングはル・マン風
フォルクスワーゲンは、6月に開催される2018パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムへの参戦を目指してモータースポーツ部門が作り出した四輪駆動ピュアEVのプロトタイプを公開した。
I.D.Rパイクスピークと名付けられたこのモデルは、最新の電動パワートレインがもつパフォーマンスのショーケースとして作り出され、2019年末からドイツのツヴィッカウ工場で量産が始まるEVのI.D.ロードカー・シリーズの先陣をきる最新のハイテクモデルでもある。
フォルクスワーゲンから公表された一連のコンピュータグラフィックによるイメージ画像によれば、この完全電動モデルのスタイリングは現代のル・マンのプロトタイプカーに似ている。巨大なフロントスプリッターに、大型のリアウイングを支持するかのようにリアボディまで引き延ばされたセンターフィン、さらにマルチチャンネルのディフューザーをもつ空力ボディである。
昨年10月、初めてフォルクスワーゲンがパイクスピーク向けに新型モデルの開発を行っていることを認めたあとに、このイメージ画像は公開された。
「I.D.ファミリーによって、われわれは電動モビリティの最前線に立ちたいと考えています」とフォルクスワーゲンでR&D部門を統括するフランク・ウェルシュはいう。「I.D.Rパイクスピークで、世界で最も知られたヒルクライムに参戦するということは、単に象徴的な意味だけでなく、電動モデルの開発作業全体における貴重なテストでもあるのです」
革新的な技術 R仕様のI.D.ファミリーも
今後発売予定のI.D.電動ロードカー・シリーズの開発責任者でもあるウェルシュは、I.D.Rパイクスピークには「革新的なドライブとバッテリー技術」が備わっていると話す。
I.D.Rパイクスピークのドライブトレインについて、フォルクスワーゲンからは何の発表も行われていないが、2基のモーターを搭載して、それぞれがフロントとリアを駆動すると予想されている。これは、現在開発中のI.D.Crozz、I.D.BuzzとI.D.Vizzionコンセプトの量産モデルと同じ駆動方式だ。
内部情報筋によれば、大型リチウムイオン・バッテリーからモーターへ電力供給すると予想されるが、このバッテリーには、フォルクスワーゲンの他の完全電動モデルと同じような、既存のセル技術が使われることになるだろう。
フォルクスワーゲンでは、I.D.Rパイクスピークが、将来におけるスポーティなR仕様の電動I.D.モデル登場に向けた、「フォルクスワーゲンRとフォルクスワーゲン・モータースポーツの関係強化のファーストステップ」になる可能性を示唆している。
レース・トゥ・ザ・クラウド チャンピオンがドライブ
「レース・トゥ・ザ・クラウド」としても知られるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムは、米国コロラド・スプリングス近郊の19.99kmのルートで開催され、そのスタート地点は海抜2800m、フィニッシュは4300mに位置している。
現在の電動プロトタイプ・クラスの最速タイムは、2016年にトヨタのスポンサーを受けたリース・ミレンが記録した8分57秒118となっている。
2014年、2016年と2017年にノルマM20Dで総合優勝を果たしたル・マン24時間のチャンピオンでもあるロメイン・デュマが、I.D. Rパイクスピークをドライブすることになる。
フォルクスワーゲンが最後にパイクスピークに姿を見せたのは、661psを発揮するツインエンジンのゴルフで参戦した1987年のことだった。
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