もくじ
ー 2025年には年100万台のEVを販売予定
ー フロントの光り物関係をモディファイ
ー I.D. 次なる一手は大型サルーン
ー I.D. Crozz II さらに3枚の画像を見る
高原のクリーン・エアを再現? フォルクスワーゲンI.D. Crozz 完全自動運転EVコンセプト
2025年には年100万台のEVを販売予定
フランクフルトでお目見えしたフォルクスワーゲンのコンセプトカー、I.D.クロスは、2020年の市販化が計画されている。この背の高いクロスオーバーは、フォルクスワーゲンがEV攻勢をかけるべく立案した計画である「ストラテジー2025」の一翼を担うモデルだ。
最初に同名のコンセプトカーが披露されたのは、今年4月の上海モーターショー。今回はそれに対し、フロント周りのデザインに変更が加えられた。フォルクスワーゲンのブランドCEOであるハーバート・ディエスによれば、初期コンセプトより市販バージョンに近いスタイリングが盛り込まれているという。
「2020年にはすでに、年10万台規模のEV販売を記録していることを目指しています。しかし、それははじまりに過ぎません。2025年までには、年間販売をその10倍の100万台まで増加させているかもしれません」と、ディエスのプランは強気だ。
彼らはすでにハッチバックのI.D.と、ワーゲンバスの再来を思わせるI.D. Buzzを公開しており、これらも量産化される予定だ。ディエス曰く、新たなEVのラインナップは、既存の内燃エンジンやハイブリッドと併売する計画だという。
フロントの光り物関係をモディファイ
I.D. Crozz IIは、モダンなスポーツカーのダイナミックなラインと、オフローダーの地形を問わない走破性の融合を目指した。
ドアは、フロントが一般的な前ヒンジ式、リアがスライド式。キャビンはティグアンのロングホイールベース版である、ティグアン・オールスペースと同等の広さを持ち、ラゲッジスペースの容量は515ℓに及ぶという。
この改修版I.D. Crozz IIのボディサイズは、全長4625mm/全幅1891mm/全高1609mmで、初期モデルと同寸。となれば、ホイールベースは2773mmになるだろう。
変更点で目に付くのは、U字型のLEDプロジェクターユニットを持つヘッドライトの形状と、ノーズを横切るイルミネーションの追加。また、より市販版に近いルックスを感じさせるのが、245/45サイズのタイヤを履く21インチのホイールだ。
I.D. 次なる一手は大型サルーン
ドライブトレインはオリジナルモデルと同じゼロエミッションの動力系で、モーターは2基。前後アクスルに1基ずつ配置され、フロアの構造部内に搭載した83kWhのリチウムイオン電池からエネルギー供給を受ける。出力は、フロントが102ps/14.3kg-m、リアが204ps/31.6kg-mで、合わせて306ps/45.9kg-mに達する。
最高出力を見ると、同じく2モーター4WDのI.D. Buzzよりは68ps低いが、1モーター後輪駆動のI.D.よりは136ps高い。航続距離は500km以上を謳うが、これは先の2台より100kmほど低く見積もられている。パフォーマンスに関しては未発表だが、市販バージョンの最高速度は180km/hに制限するつもりだとフォルクスワーゲンでは説明している。
大型バッテリーをホイールベース内に低くマウントし、モーターもアクスルに組み込むことで、前後重量配分は48:52と上々のバランスに仕上がっている。ウォルフスブルグ筋はすでに運動性のクオリティにも言及しており、新開発のプラットフォームとシャシーコンポーネンツにより、二律背反するハンドリングと快適性が、いずれもハイレベルに達するという。また、自動運転にもドライバーの操縦にも対応するよう設計される。
拡大を続けるフォルクスワーゲンのI.D.ファミリー、次なる一手は大型サルーンになると予想されている。その発表は、今のところ来年のジュネーブショーが見込まれている。
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