メルセデス・ベンツ日本(以下MBJ)は2016年8月24日、CLAクラスをマイナーチェンジして同日より発売を開始した。
このCLAはAクラスやBクラスとプラットフォームを共有する4ドアクーペで、CLAシューティングブレークはそのワゴンバージョンとなる。今回は内外装の意匠変更が中心で、ダイヤモンドラジエターグリルを標準装備としたフェイスリフトが最大のトピックだ。フロントまわりでは、走行状況や天候に応じて配光モードを自動で切り替えるLEDパフォーマンスヘッドライトを新たに装備。リヤセクションではエグゾーストエンドと一体化した新設計のバンパーを採用し、LEDコンビネーションランプもデザインが刷新された。また、ボディカラーには新色のカバンサイトブルーが加わっている。
インテリアに目を移すと、さまざな情報を映し出す8インチに大型化されたワイドディスプレイを全モデルに標準装備。インストゥルメントクラスターは文字盤や赤い指針に新しいデザインを採用することで、昼夜を問わずメーターが読みやすくなった。
安全運転支援システムに関しては、従来モデルの「レーダーセーフティパッケージ」を踏襲しているが、先行車が停止した場合に減速して停止する渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」は、先日フルモデルチェンジされたEクラスに追従して、「ディスタンスパイロット・ディストロニック」という名称に変更となっている。
なお今回のマイナーチェンジから、アップルの「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」に全モデルが対応。スマートフォンをCOMANDシステムにケーブルで接続するだけで、スマートフォンのインターフェイスをCLAのディスプレイ上に表示・操作することが可能になった。
これにより、予めスマートフォンで設定した目的地へのルート案内や、音楽再生、メッセージの送受信、ハンズフリー通話を使用できるようになった。またアップルおよびグーグルの音声認識機能も使用可能になっている。モデルバリエーションと価格は以下の通りで、CLAと同シューティングブレークともに4グレードずつを展開。搭載されるエンジンは、最高出力90kW(122ps)と最大トルク200Nmを発生する1.6L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンと、最高出力160kW(218ps)と最大トルク350Nmを発生する2.0L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジン、さらに最高出力280kW(381ps)と最大トルク475Nmを発生するAMGチューンの2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンの3種類を設定している。
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