2020年の全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに、ホンダはワークスチームであるTeam HRCとしては参戦しないことが分かった。ホンダのブランドコミュニケーション本部モータースポーツ部の清水宏部長が明かした。
2018年、ホンダは国内ロードレースのトップカテゴリーであるJSB1000クラスに、ワークス体制での参戦を復活させた。Team HRCとして10年ぶりの復帰だった。そして2019年シーズンには高橋巧が、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行とチャンピオン争いを展開し、最終的にランキング2位となった。
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ホンダは昨年、スーパースポーツフラッグシップであるCBR1000RRをフルモデルチェンジ。またスーパーバイク世界選手権(WSBK)へのワークス体制での参戦を2003年以来18年ぶりに復活させ、そのサテライトチーム(MIE Racing Althea Honda Team)は高橋をライダーとして起用することも発表された。そのため、Team HRCは2020年のJSB1000へ参戦しないのではないかという報道もあった。
今年1月に、ホンダが発表した2020年のモータースポーツ活動計画概要にも、全日本ロード参戦チームの枠にTeam HRCの名前は記されていなかった。
そこでmotorpsort.comは、2020年にホンダはどのような体制で全日本ロードに挑むのかを、改めてホンダのモータースポーツ部部長の清水氏に取材。清水部長は次のように答えている。
「全日本ロードに、HRCは今年は出ません」
しかし清水部長曰く、ホンダの販売店系のチームに対し支援を行なっていくという。
「“ホンダドリーム”と名前のついたチームがあると思いますが、これはホンダモーターサイクルジャパン(HMJ)という国内のホンダ2輪の販売会社が積極的にサポートしているチームです。フルワークスではないですけど、できる範囲で(彼らの)支援をさせていただきます」
なおホンダはWSBKに復帰するにあたり、アルバロ・バウティスタとレオン・ハスラムという強力なライダーを起用する。ここで気になってくるのが7月に行なわれる鈴鹿8時間耐久ロードレースにも彼らは参戦するのだろうか、という点だ。しかし清水部長は、その点については「また別の機会に発表します」とだけ答えた。
2020年の全日本ロードレース選手権開幕戦は、4月4~5日に鈴鹿サーキットで行なわれる予定だ。
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