新型コロナウイルス蔓延の影響により、開催が延期となった今年のF1中国GP。この代替イベントの開催について手を挙げたのが、イモラ・サーキット(エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ・サーキット)だ。同サーキットはイタリア自動車連盟のアンジェロ・スティッチ・ダミアーニ会長に対し、代替グランプリを開催する可能性について申し出たという。
イモラ・サーキットは、2006年までF1サンマリノGPを開催していた。しかし同サーキットの経営陣は、F1レースを復活させるという野望を、決して諦めていない。
■F1中国GPの開催延期が正式決定。コロナウイルス流行を受け決断
2016年、モンツァ・サーキットでのイタリアGPの将来が不安視された際にも、イモラが開催地を変更するよう働きかけを行なった。また2011年の3月には、情勢不安の影響で中止となったバーレーンでのGP2アジアのレースを代替開催している。
イモラ・サーキットのウベルト・セルヴァティコ・エステンセ社長は、サーキットは時間通りに準備でき、F1マシンが走行するための認可を得ていると語った。
「そのイベントをアレンジするのは、非常に難しいだろう。でも、サーキットは準備ができている」
セルヴァティコ・エステンセ社長はmotorsport.comに対してそう語った。
「過去にも行なったように、非常に迅速に行動し、グランプリを開催することができる。もちろん、我々にとっては最高の状態ではない。しかしもしそうすることが必要ならば、我々はその準備を続けていくことになるだろう」
「F1開催に向けた公認を得ている。ピットビルディングも大丈夫だ。ホスピタリティの一部が欠けていると思うが、必要に応じて迅速に整えることができる」
そう代替開催についての熱意を語るセルヴァティコ・エステンセ社長。しかし物流と商業面で乗り越えるのが難しい問題が存在することを認める。
「しかしこれは、”ほとんど不可能”とも言えるミッションだ。しかし、やらない理由などあるだろうか?」
そうセルヴァティコ・エステンセ社長は語った。
「リバティ・メディアが望むならば、何でも可能だ。私は夢想家だ! こういう機会が訪れるのを常に臨んでいた。しかしそれはとても難しいこと……それは真実だ」
中国GPの開催が予定されていたのは4月19日。チケットの販売など、時間的な猶予が少ないことを考えれば、イモラが他のヨーロッパと同じような開催権料を支払うのは難しいだろう。そのため、たとえ物流の面で問題がなかったとしても、リバティ・メディアにとってはそもそも選択肢にはならない可能性もある。
「確かに、他のサーキットと同じだけの開催料を支払うことはできないだろう」
そうセルヴァティコ・エステンセ社長は語った。
「しかし過去には、プロモーターが問題の解決を求めた時、GP2シリーズでも同じようなことが起こった。最終的には合意に達した。それは可能だったんだ」
「スティッチ・ダミアーニ会長と話した時、彼はこれは時間の問題だけではなく、お金の面の問題でもあると言った」
「しかし我々は、政治的は非常に良い状況にある。この地域には新しい代表であるレッジオ・エミリアがいるのだ。そして我々は、とても重要なスポーツイベントについて話をしている。だから関係者は最善を尽くすと思う。それで十分かどうかは分からないがね」
セルヴァティコ・エステンセ社長は、レースの開催が実現した場合には、以前と同じサンマリノGPの名称が復活する可能性があると語った。
「サンマリノの名前を使う可能性がある。以前、同国の関係者とそれについて話したことがあり、彼らはこのことについて同意したんだ。だからそれが問題になることはないと思う」
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