2019年のFIA F2でランキング6位となった松下信治。F1挑戦に必要なスーパーライセンスを獲得するためにはランキング4位以上が絶対条件だったが、それには届かなかった。
当初、松下は2020年には活動の場を日本に戻すと考えられていた。実際、昨年12月に行なわれたスーパーフォーミュラのルーキーテストにもDRAGO SORSEから参加しており、そのシートを獲得するのではないか、と見る向きもあった。実際に同チームの道上監督も、松下と交渉していたことを認めている。
■F2での1年目からトップ4を希望……レッドブル、角田裕毅にかける期待
しかし、1月初旬にホンダが国内モータースポーツの参戦体制を発表した際、スーパーフォーミュラ、そしてスーパーGTのどちらにも、松下の名前はなかった。噂によると、松下はここへ来てF2復帰の方向で話が進んでいるようだ。
松下は現在26歳。2015年から2017年までGP2そしてF2に参戦したが、2018年には日本に戻りスーパーフォーミュラへ参戦した。しかし昨年はホンダのサポート、そして自身の努力の甲斐もありカーリンのシートを獲得。再びF2で戦うことができた。
ホンダは国内モータースポーツの体制発表と併せて、昨年のFIA F3で1年目ながら1勝を挙げた角田裕毅が、2020年にカーリンからF2へ昇格することを発表しているが、ここにも松下の名前はなし。そのため、仮に松下がF2に継続参戦した場合、ホンダからのサポートがどれほどなのかは不透明だと言える。
2020年シーズンのF2のドライバーラインアップは現時点でいくつかが未発表となっているが、その中で松下の加入先として最も可能性が高いと見られているのが、MPモータースポーツだ。
MPモータースポーツは2020年にフェリペ・ドルゴビッチを起用することを既に発表しているが、もうひとりのドライバーについては明らかにしていない。motorsport.comの調べによると、彼らは新シーズンに向けてプレマ・レーシングからデータエンジニアを獲得するなど、体制強化を行なったようだ。
契約が成立した場合、松下はF2(GP2時代含む)で5年目のシーズンを迎えることとなる。
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みんなのコメント
来年辺り日本でGTとSFと国内で頑張るしかないだろうな