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ゴンカルベスの事故で悲しみに暮れるダカール・ラリー。アロンソ「事故を知って凍りついた」

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ゴンカルベスの事故で悲しみに暮れるダカール・ラリー。アロンソ「事故を知って凍りついた」

 ダカール・ラリーの走行7日目、ベテランライダーのパウロ・ゴンカルベス(Hero)がクラッシュし亡くなるという事故が起きてしまった。今回、ダカールに初挑戦している元F1ドライバー、フェルナンド・アロンソ(トヨタ)は事故を知り凍りついたと話した。

 アロンソが事故のことを知ったのは、走行を終えてビバークに戻った時だったという。

■ダカール・ラリーで死亡事故。二輪のベテランライダー、ゴンカルベス亡くなる

「凍りついたままだ」と、アロンソはビバークで語った。

「フィニッシュラインに着いた時、いくつか噂があった。でも、誰ともコンタクトはしなかった」

「コミッショナーのひとりが何かを言っていたようだけど、マルク(コマ/アロンソのコドライバー)もそれを確認できなかった。そして今はそれが分かり、凍りついているんだ」

「ここにいる人たちは情熱を持ち、レースをしたいと思っているんだ。こういったことが起こると、あまり話したくなくなる」

「すべてのレースで同じことだ。ページをめくって先に進むのは非常に困難だ。結局のところ、これはスポーツであり、僕たちのキャリアや情熱の一部だ。でも人命が何より重要なんだ。受け入れて、ページをめくるのは難しいことだ」

 四輪クラスの総合首位に立っているカルロス・サインツSr.(X-Raid ミニ)は次のように付け加えた。

「まずはダカールにとって悲しい日だということだ。フィニッシュした時は嫌な感じだった。事故現場を通る時、何か深刻なことが起きていることは分かった。僕はパウロの家族のことを想っている」

 ダカール・ラリーのディレクターであるデビッド・カステラは、13日(月)の走行についてバイクとクワッド(四輪バギー)のステージをキャンセルすると発表した。

「非常に困難な時を迎えている」と、カステラは話した。

「我々は夢を叶え、楽しみ、ハッピーな人々を見るためにここにいる。だが今は、最悪な時を生きなくてはいけない」

「我々みんな、バイクが危険だということは分かっている。私はバイクで5回ダカールにでた。朝に(ステージに)出て行く時は、胃がキリキリするんだ。何も保護するものはない。誰もがそれを知っている」

「パウロはリスクを把握していたプロフェッショナルだ。これは危険なスポーツであり、みんながそれは分かっているんだ。言うまでもなく、(ブリーフィングで)これまでと同じようなスピーチはできない。みんなと共にパウロに敬意を表し、祈ろう」

 バイク部門でトップに立っているリッキー・ブラベック(ホンダ)は、キャンプで報道陣と話をした数少ないライダーのひとりだった。

「モーターサイクルが危険なスポーツであることは誰もが知っているし、何が起こるかは誰にも分からない。残念ながら今日、僕たちはパートナーのひとりであるパウロ・ゴンカルベスを失った」

「話せることはほとんどない。業界にとってもビバーク全体にとっても非常に悲しい日だ。僕たちは、彼の家族のために祈る。それが僕たちにできる唯一のことだ」

「僕の今のポジションは重要じゃない。とても近くにいた人を失ったということが問題なんだ。僕のポジションよりも人命の方がはるかに重要だ。僕たちは彼の家族に哀悼の意を表する」

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