12月4日(水)に行なわれたFIA世界モータースポーツ評議会で、チェッカーフラッグがF1のレース終了を知らせる決定的なシグナルとして扱われることが承認された。
今季、FIAはF1の競技規則の文言を変更し、チェッカーフラッグの自動化を進めた。つまり、市松模様のライトパネルをレース終了を知らせるシグナルとして扱ってきたのだ。
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これは2018年のカナダGPで、スーパーモデルのウィニー・ハーロウが1周早くチェッカーを振るよう指示され、結果としてレース距離が2周短縮されることになった件を受けて変更されたものだ。
しかし、今季の日本GPではシステムにエラーが発生。ドライバーは全員、規定周回を走り終えるまでレースを続けたが、1ラップ以上早い段階でレース終了が宣言されていた。
規定により、53周のレースは52周を終えた時点で終了。53周目にピエール・ガスリー(トロロッソ)との接触でクラッシュしたセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が命拾いし9位となった一方、10位のニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)と11位のランス・ストロール(レーシングポイント)はひとつポジションを失う形となった。
レース後、FIAレースディレクターのマイケル・マシは、どんなエラーが起きたのか、それが人為的なものだったのかを明かさず、「これまで起きなかったようなエラーであり、その原因を調査する必要がある」と認めた。
一方、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、チェッカーフラッグはドライバーが反応する”究極のシグナル”であり、実際に振られるチェッカーフラッグだけがF1のレースを終わらせるものであるべきだと主張していた。
こうした議論を受けて、FIAは以前と同じように、チェッカーフラッグをレース終了を知らせる決定的なシグナルとして扱うことにしたのだ。
ライトパネルは、チェッカーフラッグのバックアップとして使用される。もし仮に、ミスによってチェッカーフラッグが早く振られる事態が起きたとしても、レースはそこで終了となり、その時点の順位が最終結果として採用されることになる。
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