今季のMoto2クラスでランキング2位を獲得したブラッド・ビンダーは、2020年シーズンからMotoGPへの昇格が決定。ヨハン・ザルコの後任としてKTMファクトリーチームから最高峰クラスへデビューする。
ビンダーは今年初頭にKTM RC16のテストを行っていたが、先日リカルド・トルモ・サーキットで行われた2020年に向けた最初のテストで、初めて十全なテストを経験した。
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MotoGPバイクのテストを終えたビンダーは、その第一印象と改善すべき箇所について語った。
「まず、主にライン取りだ。そしてコーナー脱出でバイクをどう立ち上がらせていくか、という点だろう」
「スロットルの使い方は……もうクレイジーだよ! MotoGPバイクなのに、今まで乗っていたMoto2バイクよりも、とても多くスロットルを使うんだ。普通逆だと思うだろう。改善しようと頭で考えたけど、本当に難しい」
「それが課題のひとつだ。たくさん乗るにつれて、あるポイントまでは行けると感じていたんだけど、速く走ると間違いを犯していた。それがライディングを難しくしていたんだ」
ビンダーはベストタイムをダニ・ペドロサ(KTMテストライダー)の後ろにつけて記録したが、彼曰くペドロサの後ろを走ることで、“自分の何が間違っているか”を理解することができたという。
「ある時点で僕は完全に“迷子”になってしまって、ダニに少し連れ回してもらえないか、チームに頼んだんだ」
「彼は快く助けてくれた」
「本当に幸運だったよ。僕のベストタイムは彼の後ろで刻んだ物だ。多くのことを目にしたけど、基本的に僕がしていることが間違いだと気が付かせてくれた」
「彼がどうやって素早くコーナーを回っているかを目にした。一方でそこで僕はエイペックスをただ通っていて、素晴らしい仕事はできていなかった」
また、ビンダーはチームメイトとなるポル・エスパルガロの走りを“正気とは思えない”と形容し、追いつくまでにまだやるべきことがあると語った。
「(エスパルガロに)ついて行こうとしたんだけど、彼は速すぎた」
「数コーナーのうちは彼が見えていたけど、それから彼は夕焼けに消えていったよ」
「彼のスロットルの開け方やバンクさせながらのスロットルを開き続けるやり方は、驚くべきものだった」
「いくつかの事は正気じゃないように見える。だけどそういった事も時間の問題だと確信している。僕はバイクにもっと自信を持てるようにする必要があるだけだ」
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