ルノーはアメリカGPを前に、人員配置の大幅な変更を発表した。空力部門の責任者としてダーク・デ・ビアを迎え、さらにはマクラーレンでエンジニアリング・ディレクターとして働いていたパット・フライも招へいした。
チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールによると、これらの人事異動を行うことが決まったのは、アップデートが不発に終わったフランスGPの直後だという。
■ルノーF1、マクラーレンとのランキング4位争いは「恥ずかしいことではない」
「私がシーズン開始前に少し強気だったことを思い出す人もいるかもしれない」とアビテブールは語った。
「表彰台を獲得するだとか、具体的に期待する結果についてはその時も一切言及していなかったが、フランスGPが私にとっての分岐点となったのは確かだ」
「我々は多くの進歩を遂げる予定だったが、望んでいたようなことは起こらなかった。私にとってそれが分岐点となった」
「ただ決断をしてから、適切に物事を進めるのには時間がかかる。我々がフランスGP以降厳しい時期を過ごしたのにはそういった理由がある」
「一部の人間の契約状況についても忘れてはならない。彼らは2~3年の契約下にあり、彼らを獲得した場合でも(ガーデニング休暇の終了を)一定期間待つ必要がある。それが我々の直面した困難のひとつだ」
「しかし我々はそれを乗り切った。夏休み前にはシーズンが長く苦しいものになると分かっていたので、(スタッフを再編することで)勢いをつける必要があったのだ」
アビテブールはまた、スタッフの変更が確定するまでの間、外部の人間からのスタッフ人事に関する質問に対応しなければならなかったと話した。
「空力部門の再編を発表するにあたって、それに数週間対応する必要があった」
「F1の世界では、舞台裏で起こっていることと、人々が目にするものとの間にギャップが存在する場合がある。これもこの世界で直面する困難のひとつと言えるだろう」
「それを理解するのは難しいが、我々は堅実に日々の活動に集中する必要があった」
「ただそのおかげで、我々全員が共に成長を遂げることができた。マルチン(ブコウスキー/エグゼクティブディレクター)も、レミ(タフィン/パワーユニット部門の責任者)もぞれぞれの役割を果たし、成長したんだ」
ルノーがシーズン当初に目標に掲げていたコンストラクターズランキング4位という目標は、マクラーレンの台頭により達成が厳しい状況となった。しかしながらアビテブールは、その他に達成された野望があることを指摘した。
「我々には数多くの目標があった」
「ひとつはトップチームとのギャップを縮めることで、もうひとつは4番目のチームという地位を確立することだった。後者に関しては実現が難しくなったが、前者に関してはある程度達成していると考えている」
「我々は昨年(のアメリカGP)、ポールタイムから2秒以上遅れていたが、今年は1.4秒差だったんだ」
「それはレギュレーションによるものかもしれないが、一部は進歩によるものだろう。トンネルの向こう側に光が見えている」
「我々は状況を好転させられると思っているし、私はその自信がある。それが起これば本当に素晴らしいことだ」
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