ツインリンクもてぎで開催されたスーパーGT最終戦。ランキング3位の#23 MOTUL AUTECH GT-Rは8位でフィニッシュと、悔しさの残る幕切れとなってしまった。
ランキング3番手から逆転チャンピオンを狙った23号車だったが、0.2秒差でポールポジションを逃したことでチャンピオン獲得の権利を失った。決勝では、3番手スタートから一時は2番手に浮上するも、その後はじりじりとポジションを下げる苦しい展開。最終的に8位でレースを終えることとなった。
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23号車のスタートを担当したロニー・クインタレッリは、予選でポールポジション獲得を狙った関係でタイヤがソフト寄りだったこともあり、早々にタイヤがタレてしまったと話した。
「(予選でポールポジションを狙い)スタートタイヤの選択は攻めました。でも、だいぶ早いうちにタイヤがきつくなってきて、トラフィックも処理しにくい状況になってしまいました」
クインタレッリは、53周レースの3分の1を消化した直後、19周終わりでピットイン。松田次生へとバトンタッチした。しかしながら、苦しい状況は変わらなかったとクインタレッリは振り返った。
「想定通りのピットストップでしたが、後半に向けてタイヤを換えたものの、思ったよりペースが上がりませんでした。厳しかったですね」
「本来なら、後半のタイヤでは戦えるはずでした。実績があるタイヤですし、コンディションには合うはずでした。ですが……ちょっと周りのレベルが高くて、ついていけなかった。タイヤもそうだし、クルマもそうだし、僕たちには足りない部分があります」
松田も、想定以上にタイヤに苦しんだと吐露。年間を通じて強さを発揮したレクサスLC500勢の間に割って入るランキング3位でシーズンを終えたものの、笑顔はなかった。
「最後はちょっとフロントタイヤがきつかったです。予想以上にタイヤが保たなかったです。路面温度が上がり過ぎたのかもしれません」と、松田は語った。
「(年に一度も)優勝できなかったのは2009年以来かな……ランキングも昨年の8位から3位に上がったという意味では良かったですけど、クルマとタイヤを含めて見直さないといけないです」
来季は、GT500クラスに新型車両が導入される。日産のベース車両はGT-Rで変更はないが、クインタレッリ曰く既にマシンに違いを感じている様子。車両刷新を転機に、日産陣営全体の戦闘力を向上させたいと意気込んだ。
「これから来季のクルマのテストが続きます。新しいクルマが導入されるのは逆にチャンスです。おそらく、今年足りなかった部分が良くなっているところもあると思います」
「空力が変わっているし、クルマのフィーリングもだいぶ変わっています。開発が続くエンジンやタイヤとのセットアップをやったり、仕事はたくさん残っています」
「ちょっとずつ良いものを見つけていきたいです。最後にタイトルを獲ってから、あっという間に4年経ちました。チャンピオンを獲った時は日産同士の争いもありましたから、そういう状態に戻したいですね。今から来年の開幕戦が今から楽しみです」
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