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アウディR8 LMS GT4に2020年モデル登場。市販モデルR8後輪駆動モデルは通常ラインアップ入り

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アウディR8 LMS GT4に2020年モデル登場。市販モデルR8後輪駆動モデルは通常ラインアップ入り

 アウディはカスタマーレーシング市場へ向けて2018年から展開しているGT4マシン『アウディR8 LMS GT4』にボディ形状変更やABS、トラクションコントロールシステムの最適化といったアップデートを施した2020年モデルを発表した。販売価格は19万8000ユーロ(付加価値税除く。日本円で約2393万円)で、既存モデル向けのアップデートキットも販売される。

 GT4は、当初ジェントルマン向けとして展開されていたGT3が高価格化、高性能化するのに伴って、ジェントルマンドライバーの新たな受け皿として人気を博しているカテゴリーだ。日本でもピレリスーパー耐久に専用クラスが設けられており馴染み深くなっているカテゴリーと言える。

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 このGT4マーケットにはアウディのほか、ポルシェやBMW、メルセデスが参入しているほか、2020年からはトヨタもGRスープラGT4の販売を開始するなど、競争が激しくなっている。

 アウディは、このGT4マーケットに2018年からR8 LMS GT4を投じており、これまでに世界で17個のチャンピオンを獲得している。そんなR8 LMS GT4にアップデートバージョンとなる2020年モデルが登場することになった。搭載するエンジンは5.2リッターのV10で、7速 Sトロニックトランスミッションが組み合わさる点は変わらないが、ボディには変更が加えられている。

 具体的にはマシン前後に新型バンパーを装備するほか、市販R8のデザインを受け継ぐ形でフロントスプリッターとサイドスカートの形状にも手が加えられた。

 また、ドライバーをアシストするABSとトラクションコントロールには、天候やトラックコンディション、タイヤのグリップレベルに合わせたアジャストができるよう8段階のセッティングが用意された。

 レース中、このABSとトラクションコントロールのセッティングを即座に変更できるよう、ステアリングは調整ノブが装備されているアウディR8 LMS GT2のものが流用されるとのこと。

 車両のデリバリー価格は既存モデルから据え置きとなったほか、先述したように既存オーナー向けのアップデートキットも提供される。

「現行モデルのアウディR8 LMS GT4は数多くの成功を収めており、アップデートを急ぐ理由はなかった」と語るのは、アウディスポーツのカスタマー部門を率いるクリス・ラインケ。

「しかし、我々にはアップデートを提供するに足るふたつの理由があった。ひとつはレーシングカーは市販モデルと同じ外観でレースを戦うべきだということ」

「もうひとつは手頃な価格と扱いやすさを維持しながら、いくつかの領域に改良を加えたかったということ。それも走行性能を高めつつね。2020年モデルは、これまで以上に快適に扱えるマシンとなっているはずだ」

 また、アウディは2020年型GT4と合わせて、後輪駆動バージョンの市販車『アウディR8 V10 RWD』を通常ラインアップに加えることも発表している。この後輪駆動モデルは2018年に限定モデルとして販売されていた。

 通常ラインアップに加わるR8 RWDは、既存のR8 B10クアトロのデザインを受け継いだ攻撃的デザインが特徴。クアトロモデルと同じく、クーペとスパイダーの2タイプが用意される。

 アウディスポーツGmbHのマネージディング・ディレクターを務めるオリバー・ホフマンは「リヤ駆動の概念はレーシングカーのR8 LMSたちから受け継がれたものだ」としている。

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