マクラーレンはブラジルの石油会社であるペトロブラスとのパートナシップを、ブラジルGPを前に終了させる事で同意したと明かした。
ペトロブラスは、ブラジル政府が直接的および間接的な手段で64%の議決権を有している半官半民企業だ。マクラーレンは2018年2月に、そのペトロブラスとの技術的パートナーシップを締結した。
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しかし2018年末にブラジル大統領選で勝利したジャイール・ボルソナーロが、今年5月にペトロブラスとマクラーレンの契約解消に向けて動く意向を示していた。
そして10月中旬、motorpsort.comは実際に契約解消への動きが進行している情報をキャッチしていた。それから約2週間、ブラジルGPに先駆けて両者は、当初予定5年だったパートナシップを終了させることに同意した。
ブラジルGPでは、ペトロブラスのロゴがマクラーレンのマシンから取り除かれる予定だ。
マクラーレンCEOであるザク・ブラウンはこの契約解消について、次のようにコメントを寄せた。
「ペトロブラスとのパートナシップ、そして彼らのサポートに感謝を示したい」
「我々は彼らの技術的、科学的能力を大変尊敬しており、彼らの技術者と共に取り組んできた間、持続的な進歩を遂げたことは間違いない」
「我々はペトロブラスの成功を願っており、将来再びこのスポーツに戻ってくることを祈っている」
なおペトロブラスはこの契約解消に際して、マクラーレンのリザルトが原因ではないことを明らかにしている。
「我々はグローバルモータースポーツにおけるマクラーレンの重要性を認識しており、パートナシップを結んでいた2年間にもたらされた結果には非常に満足している」
ペトロブラスCEOであるロベルト・カステッロ・ブランコは、そうコメントを寄せた。
「このプロジェクトにより、ペトロブラスは極限状態でのテストや新しい原材料の研究を通じて、高度な技術によるガソリンやオイルを開発することができた」
「この技術開発はオイル、そして燃料製品に使用されるだろう。我々はマクラーレンに対してイノベーションへのコミットメント、そして将来のパートナシップの可能性を見出している」
マクラーレンは今回ペトロブラスとの契約を解消したことで、スポンサーをひとつ失ってしまった。しかしブラウンCEOはアメリカGPの際に、2020年シーズンには更にスポンサーが追加されると述べている。
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