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「不正をやめたからだ」レッドブルのマックス・フェルスタッペン、フェラーリ勢の失速にチクり口撃

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「不正をやめたからだ」レッドブルのマックス・フェルスタッペン、フェラーリ勢の失速にチクり口撃

 F1第19戦アメリカGPのレース後、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはパフォーマンスを欠いたフェラーリ勢について、その理由がFIAの発した技術指令で説明できると話した。

 今季のフェラーリは直線スピードでライバルを圧倒する速さを見せており、後半戦に入ってからは高速サーキット以外でもパフォーマンスを向上させ、勝利を挙げてきた。

■メルセデスと真っ向勝負で3位。フェルスタッペン「黄旗がなければ2位になれた」

 ライバルからは速さを見せるフェラーリについて、パワーユニットの合法性に疑惑の視線が向けられている。実際、アメリカGP前にレッドブルがFIAに対し、“燃料流量の計測ポイント外”で燃料流量を増やし、パワーを向上させる手法の合法性について問い合わせを行っていた。

 その結果、同手法は違法であることがFIAから技術指令の形で各チームに公表され、アメリカGPを迎えた。

 そのフェラーリは、アメリカGPではメルセデスとレッドブルに迫るだけの競争力が無かった。フェルスタッペンにそのことについて訊くと、彼は次のように答えた。

「当然、“不正”をやめた時に起こることだ。でもそうだね、彼らは状況を良く観ている。だから今、僕らはそれを注視していかないといけない」

 後にフェルスタッペンはこうした主張を繰り返し、一連の技術指令が知らされた後にフェラーリが失速したことに驚きはなかったと話した。

「フェラーリの失速については何も驚きはない」

「それ(技術指令)が出てきた後に失速した。それが全てを説明している」

 しかしフェルスタッペンのこうしたコメントに対し、フェラーリのドライバーであるシャルル・ルクレールは反論。フェラーリはエンジンに関して何も変更を行っておらず、こうした“告発”じみた物言いは間違っていると論じた。

「正直、そういったモノは完全にジョークだと思うよ。彼は全く分かっていないんだ。チームの一員じゃないんだ」

「僕らは自分たちが何をしているのか、正確に認識している。だから僕は何故彼があんな事を話しているのか分からない。彼は僕らのことについて何も知らないんだ」 

 ライバルからその合法性に疑いを持たれる中、フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、パワーユニットの合法性への告発に対して失望を隠さなかった。

 彼はアメリカGPでのパフォーマンスの欠如はエンジンパワーが原因なのではなく、グリップに問題があったためだと話している。

「今週末、一連の技術指令とそれが我々に及ぼす影響について、多くのコメントを見たし、聞いた」と、ビノット代表は言う。

「レース後のコメントも聞いたが、とてもガッカリさせられたよ」

「実際のところ、昨日(予選)はここ数戦のようにポールポジションに非常に近かったと思う」

「セブ(セバスチャン・ベッテル)は昨日ポールを獲れたと思う。だがコーナーで(トラックリミット違反に)少し慎重になりすぎたのかもしれない。シャルルは午前中には明らかに問題を抱えていて、FP3(で走る機会)を完全に失った。そして(代わりに)取り付けたエンジンはダウングレードされたものだった」

「彼のQ3でのパフォーマンスを考えると、FP3での問題が無ければ彼もポールを取れた可能性があったと、私は確信している。だからどこが問題なのか私には分からない」

「今日のレースを見れば、直線でのスピードは問題では無いことは間違いない。一方で我々は第1スティントで、両ドライバーともグリップについて明らかに問題を抱えていた」

「(ライバルからの批判は)このスポーツでは完全に間違った種類の論評だ。F1にとって良くないし、誰もがもう少し慎重になるべきだと思うよ」

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