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【スーパーGT】第8戦もてぎGT300決勝:ゴール前でまさかの逆転劇! 11号車が今季2勝目、55号車が王座獲得

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【スーパーGT】第8戦もてぎGT300決勝:ゴール前でまさかの逆転劇! 11号車が今季2勝目、55号車が王座獲得

 ツインリンクもてぎで行われた2019スーパーGT第8戦。GT300クラスは#11 GAINER TANAX GT-Rが今季2勝目をマーク。#55 ARTA NSX GT3がシリーズチャンピオンに輝いた。

 決勝前から雲がで始めたが、ドライコンディションのまま気温23度、路面温度25度の中でレースがスタート。#720 McLaren 7200S(アレックス・パロウ)がトップで1コーナーを通過すると#56 リアライズ日産自動車大学校GT-R(平峰一貴)、#11 GAINER TANAX GT-R(安田裕信)が続いた。ここに5番手スタートの#55 ARTA NSX GT3(高木真一)がポジションをひとつ上げ4番手に浮上。トップ集団に食らいついた。

■55号車ARTA高木真一、戴冠に王手も油断なし「どこかに落とし穴があるはず」

 トップ争いはしばらくこう着状態になったが6周目の90度コーナーで2番手の平峰がパロウのイン側に飛び込んだが、パロウを少し押し出すような形でトップに立った。720号車のマクラーレンはペースが上がらず3番手に後退。さらに8周目の3コーナーでは55号車にも抜かれ4番手に後退した。

 さらに17番手からスタートした#96 K-tunes RC F GT3は、新田守男がスタートドライバーを担当。10周を終えたところで12番手までポジションを上げた。

 新田は前日の予選でのミスを取り戻すかのようにペースを上げ、13周目には8番手まで浮上。ランキング首位の55号車に対してプレッシャーをかけていった。

 18周目を過ぎレース全体の3分の1を消化すると、96号車が早々にピットインし阪口晴南にドライバーを交代した。時を同じくして55号車もピットイン。福住仁嶺が乗り込み後半スティントに向かった。

 一方、トップを争う56号車と11号車は20周を終えたところで同時にピットイン。56号車にはサッシャ・フェネストラズ、11号車は平中克幸が乗り込みピットアウトした。

 しかし、先にピットストップを済ませた#65 LEON PYRAMID AMGがタイヤ無交換作戦で逆転。蒲生尚弥が順調なペースで後続との差を広げた。

 レース中盤に入ると2番手争いが白熱。56号車のフェネストラズと11号車の平中が0.5秒差と接近した状態でバトルを繰り広げた。

 そんな中、31周目を迎えたところでフェネストラズがV字コーナーを立ち上がったところでスローダウン。一瞬マシンを止めたがすぐに再スタートを切った。しかし、大きくタイムロスし5番手まで後退。さらにペースが上がらず96号車の阪口にかわされ6番手まで後退した。

 これでランキング首位の55号車は表彰台圏内の3番手まで浮上。福住が着実にゴールに向けて周回を重ねた。

 チェッカーまで10周と迫ったところで96号車の阪口が#4 グッドスマイル 初音ミクAMG(谷口信輝)をパスし4番手に浮上した。阪口はそのまま55号車の福住に接近。残り6周で逆転を果たし、表彰台圏内まで進出した。しかし、14.5ポイントのリードを持っている55号車がチャンピオン争いでは優勢。福住は焦らずにゴールを目指した。

 結局、65号車が15秒以上のアドバンテージを維持し、最終ラップに入ったが、バックストレートの途中でまさかのスロー走行。最終コーナーを立ち上がる頃には全く加速できない状態となってしまい、ゴールまで100mというところで11号車が逆転し今季2勝目を飾った。

 65号車は2位でチェッカーを受けたが直後にすぐストップ。蒲生は怒りをあらわにしていた。3位に96号車が続いた。

 そして55号車は4位でフィニッシュ。ARTAにとっては2002年以来、念願のGT300シリーズチャンピオンを獲得した。

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