今季、レプソル・ホンダへ加入したホルヘ・ロレンソは、ホンダRC213Vへの適応に苦しみ、悪夢のようなシーズンを送っている。
シーズン中盤には負傷にも悩まされ、さらにバイクへの全体的な信頼感が欠けていることで、ベストリザルトは11位。3度のMotoGPチャンピオンとしては信じられないような状態だ。
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ロレンソはここまでの17戦で23ポイントを獲得。これは彼が最高峰クラスに参戦して以来、最低のポイントだ。その一方で、チームメイトのマルク・マルケスは“ほぼ”完璧なシーズンを送っており、自身6度目の最高峰クラスのタイトル獲得を決めている。
「これまではどんなバイクに乗っていても、それがホルヘ・ロレンソであると分かったと思うけど……ホンダでの僕は、スピードという点でまるで別人のようになってしまった」
ロレンソは第18戦マレーシアGPを前に、そう現状を語った。
「スピード見せられたカタールテストや、カタルニアGPの最初の数周や、ルマンのFP2……それを除いてトップ5に入れそうな十分な戦闘力は備わっていなかった」
前戦オーストラリアGPでロレンソは、完走したライダーの中で最後尾だった。さらに優勝したマルケスからは1分差、ロレンソのひとつ前のポジションでフィニッシュしたハフィス・シャーリン(テック3・KTM)からも20秒遅れという状況だった。
ロレンソはオーストラリアGPを“MotoGPでの最悪のレース”とまでは言わなかったが、“全てが一体となって”競争力に乏しい姿を生み出してしまったと話した。
こうした現状について、ロレンソは次のように語っている。
「ガッカリしているし、悲しいよ。プロフェッショナルとしても満足できない。この状況やリザルト、バイクのフィーリングはこれまでの中でも恐らく最悪のモノだからだ」
「ホンダ、そしてアルベルト(プーチ/チームマネージャー)からは多くの期待がかかっていた。彼らは僕を信頼してくれたが、それに応えるような良い結果は出せていない」
「僕はベストを尽くしている。いくつかのクラッシュによって、フィジカルには問題が発生した。これはシーズン後半戦に大きな影響を及ぼしている」
「だけど、(フィジカルが)ベストな状態でさえも、2019年型のバイクに良いフィーリングを持てたことが無い、というのも確かだ」
既にマルケスとカル・クラッチロー(LCRホンダ)は2020年型バイクの初期型をテストしている。しかしロレンソ曰く、その2020年バイクの初期型は現行の物と大きく変わらないという。
「彼らによると、2019年型のバイクの問題は(2020年型の初期版でも)改善されていないということだ」
「この数ヶ月で、ホンダがそこを改善できたことを祈っておこう」
「2019年のバイクはフロントエンドに対する自信を傷つけている。新型バイクでは今のバイクにないモノを持ち込んでくれることを願うよ」
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