ツインリンクもてぎで行われる2019スーパーGT第8戦。今年もGT500タイトル獲得の可能性を残して最終決戦の舞台に乗り込んできた#37 KeePer TOM’S LC500の平川亮とニック・キャシディは、#6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太)との7ポイント差を逆転するべく集中力を高めていた。
今シーズンは開幕戦岡山こそノーポイントに終わった37号車だが、その後は3度の表彰台をはじめコンスタントにポイントを獲得。シーズン中盤で2連勝した6号車とのギャップを縮めていき、7ポイント差で最終戦を迎えた。
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残念ながら自力での逆転チャンピオン獲得の可能性はないが、37号車のふたりに話を訊くと、どことなく自信がある様子だったのが印象的だった。
「最終戦に向けてモチベーションは高いです。今年は毎戦、自分たちとしてはいいレースができていました。その中で今回はウエイトがゼロになって全車イコールになるので、ここでしっかり自分たちのパフォーマンスを出せれば結果も良いはずだと思っています。そこに今は集中しています」
そう語るのは、第1ドライバーの平川。8月に行われたスーパーフォーミュラ第5戦もてぎで同カテゴリー初優勝を飾るなど、もてぎとの相性は抜群。今週末も自信はあるという。
そんな平川は、逆転王座のための第1ステップとして“予選で6号車の前に出ること”を大きなテーマに掲げた。
「明日クリアしなければいけないのは6号車の前に出ること。それができないと(逆転チャンピオンは)ほぼ不可能になってしまいます。なので、そこは最低限やらなければいけないところです」
「でも、僕たちの方が速いという自信があります。逆に向こうはすごくプレッシャーがかかっているはずです。その点で僕たちはオートポリス、SUGOと彼らに対して着実にポイント差を縮めることができています」
「逆に彼らは、僕たちの真後ろのポジションでいいと感じていると思います。そうするとあまりアグレッシブには来ないでしょう」
「そこで僕たちがすごく良い仕事をすれば、彼らはどんどん追い詰められていくと思うので、どんどん追い詰めていきたいです。そうすれば、自然と予選でも前に行けると思いますし、決勝でも良い走りができると思うので、自分たちのパフォーマンスを信じてやっていこうと思います」
自分たちが各セッションで良いパフォーマンスをみせてプレッシャーをかけていきたいという平川。ただ、最終的には自分たちが獲得できる最大限の21ポイント(ポール・トゥ・ウィン)を目指したいと語った。
「勝ってダメなら『仕方ないな』と思っています。実際、それ以上に6号車がシーズンを通して良い走りをしてきましたからね。ここで優勝以上のことはできないので、ポールポジションを獲って優勝して、21ポイントを獲ることに集中したいと思います」
同じく37号車のドライバーであり、先週のスーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿で見事初のチャンピオンを獲得したキャシディは、スーパーGT逆転王座獲得に向けてパーフェクトかつ、最後まで諦めない仕事をこなしていきたいと語った。
「先週からの流れで、すごく良い気分で今週末を迎えられている。しっかりと準備をすることもできた。もちろん、週末に結果を出すことにすごく集中し真剣に向き合っている」
「37号車ともてぎとの相性が良いのはポジティブなことだけど、それはあくまで過去の結果。今週末も変わらずプッシュし続けなければいけないし、パーフェクトな仕事を求めなければいけない」
「もちろん、ポールポジションからスタートできれば最高だけど、もし僕たちが求めていた予選結果にならなかったとしても、絶対に最後まで諦めない」
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