F1の2021年シーズンにおける新規則が明らかとなったが、フリー走行の規則に関しても若干の変更があった。2021年からは、各チームが年間で最低2回はルーキードライバーをFP1で起用しなければいけなくなったのだ。
現行の規則でも、レギュラードライバーに代わってテストドライバーやリザーブドライバーをフリー走行で走らせることができる。テストが限られている昨今、これは若手ドライバーにとって貴重な機会であり、現在F1で活躍しているランド・ノリス(マクラーレン)やジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)などは、デビュー前にFP1を走行して経験を積んだ。
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しかしそれは同時に、レギュラードライバーがレース前の貴重な走行時間を失うことを意味する。そういった理由もあってか、今季FP1でレギュラー以外のドライバーを走らせたのはたった2チームだけだ。2020年のレギュラードライバーの候補であるニコラス・ラティフィを走らせたウイリアムズと、日本GPで山本尚貴を走らせたトロロッソだ。
F1は2020年以降から、フリー走行で100kmを走破したドライバーにスーパーライセンスポイントを1点付与するなどして、フリー走行を若手にとって価値あるものにしようとしてきた。なお、このポイントはグランプリウィークエンドごとに付与されるもので、3シーズンで10点が上限とされている。
そして2021年以降は、FP1でルーキードライバーを年2回走らせることが“義務”となる。なお、ここでいう“ルーキードライバー”とは、これまでのF1出走回数が3回未満であるドライバーのことを指す。
この規則にもある種の“抜け穴”が存在する。2021年に新人をレギュラードライバーに起用したチームは、開幕2戦で上記の義務を自動的に消化できるのだ。2019年にこの規則が適用されていたと仮定すれば、トロロッソ、マクラーレン、ウイリアムズの3チームは、レギュラードライバー以外を走らせる必要がないことになる。
また、フリー走行に出走するためには、スーパーライセンスまたは金曜限定のスーパーライセンスが必要だ。スーパーライセンス取得には40のライセンスポイントが必要だが、金曜限定ライセンスは25のライセンスポイントを保持しているか、FIA F2で6イベントに出走していれば取得することができる。
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