シーズン後半に入り、強さを発揮しているマクラーレン。常に中団グループをリードする立場になり、イタリアGP以降は毎戦ポイントを獲得してきた。
第18戦メキシコGPでもフリー走行から予選まで、その速さを披露。今回もトップ3チームに次ぐ位置でフィニッシュするのは間違いないと思われた。
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しかし一転決勝では大苦戦。Q2を突破してしまったことでソフトタイヤを履かねばならないという状況だったこともあり、2台揃ってポジションを落とした。結局7番グリッドからスタートしたカルロス・サインツJr.は13位、8番グリッドからのスタートだったランド・ノリスは、タイヤ交換のミスもあって大きく順位を落とし、最終的にはリタイアを選択した。
「ここまでの数戦では、良い週末、良い日曜日を過ごすことができていた。しかし今回は、我々にとって辛い日曜日になってしまった」
マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルはそう語った。
「様々な理由があったんだ」
「まず、特にハードタイヤを履いた時には、それまでの2日間で見せていたようなペースがマシンにはなかった。路面温度が高くなったこと、あるいは他のことに関係していたのか……それについては分析と理解が必要だ」
「2台のクルマは、共に良いスタートを切った。しかしランドのマシンにはピットストップで問題が発生し、レースは台無しとなった。後に、我々は彼のマシンを止めることを決断した。いくつかのパラメータを限界値にしてマシンを走らせているため、ダメージが及ぶリスクを避けたかったのだ」
「ペースの面では間違いなく後退してしまった。そして、同じ週末の他の2日間に比べて、日曜日のペースが大きく遅れてしまったのは、随分久しぶりのことだった。そのため、問題の原因が何であるのかを分析する必要がる」
「この1日から学ぶべきことはたくさんある。そして、より良いチームになるためには、まだまだやるべきことがたくさんあるということを思い出させてくれた。今回のようなことは、我々のチームがより良いチームになっていくための、その過程の一部なんだ」
今回ノーポイントに終わったマクラーレン。しかしザイドルは、コンストラクターズランキング4位を争うルノーが、わずか5ポイントしか手にできなかったことは、チームにとって非常に幸運なことだったと認める。残り3レースという時点で、マクラーレンとルノーのポイント差は38。セーフティリードのように見えるが、ザイドルはランキング4位を手にするのは”当たり前”ではないと語る。
「ここ(メキシコ)から離れれば、コンストラクターズ選手権でこれ以上ポイントを失うことがなかったことを、幸運だったと思うことができるだろう。トップチームの6台が完走し、その後ろの入賞をいくつかのチームが分け合ったのだからね」
「でもいつも言っているように、シーズンが終わるまで分からない。なぜなら、不思議なレースがあった場合、突然誰かが大量ポイントを手にしてしまうかもしれないからね」
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