不人気ベース車を使って極上のパワフルセダンを生み出す!
295幅のタイヤを使い切る750ps仕様のストリート仕様
「車両代込み300万円以内で完成する2JZ搭載ヴェロッサという選択肢」C&Yらしいアプローチ!
サーキットでの本格的なタイムアタックと、ストリートでの快適性を両立するチューンドを目指して開発されたのがこのヴェロッサだ。手がけたのはスワップチューンを得意とするC&Yスポーツ。
エンジンは、1JZから2JZへとスイッチ。腰下は鍛造ピストンやH断面コンロッドなどを組んで高出力に対応できるよう強化した上で、ヘッドには高回転域のパワー追従性を高めるべく272度(9.3mmリフト)のハイカムを投入。
組み合わせるタービンはHKSのTO4Zで、このビッグシングルに最大ブースト1.6キロをかけて750psを絞り出す。ちなみに、元々1JZ搭載モデル中心のヴェロッサに2JZ換装はC&Yスポーツでは“朝飯前”だとか。
吸気系はQ45インフィニティ用の90φスロットルを使い、サージタンクは大容量タイプをワンオフで製作。溶接を含め、美しい細部の作り込みがC&Yスポーツの技術力の高さを物語る。
なお、ベースとなったヴェロッサは中古車として不人気な1JZ-GE(NA)+ATというパッケージ。中古車相場が低価格で推移していることはもちろん、程度の良い個体も多いなど、2JZ換装のベース車両として見ると非常にアリな選択肢なのだ。
エクステリアはサーキット仕様らしい仕上がりだ。ワイドなタイヤを履けるように前後フェンダーは50mm拡大し、リヤには大型のサード製GTウイングを装備してダウンフォースを稼ぐ。なお、フロントまわりにはステアリングの応答性を高めるためにフルスポット増しが敢行されている。
足回りはHKSハイパーマックスダンパーを軸に構築。アーム類はイケヤフォーミュラの調整式をフルで導入し、ブッシュ類もフルピロ仕様だ。
ホイールはボルクレーシングTE37で、タイヤにはハンコックZ221(F265/35-18 R295/30-18)をセット。ブレーキは前後ともにapレーシングのビッグキャリパーシステムを導入して制動力を引き上げている。LSDはATSのカーボンモデルだ。
エクステリアとは対照的に、室内はストリート然としたメイキングとなる。メーターはスタックをインストールし、ウインカー表示など保安基準に適合させるためのインジケーターを配置。ミッションはスープラ用のゲトラグ6速MTを換装している。
ちなみに、ヴェロッサへの2JZ-GTEスワップは、ベース車両持ち込みで200万円~(エンジン換装&公認手続き込み)という予算感だ。
不人気グレードなら50万円程度(2019年10月現在)で探せることを考えると、トータル約300万円(エンジンの中古相場等で価格は変動する)。十分アリなスワップチューニングプランと言える。おもしろいベース車両がないと嘆く人は、一度C&Yを訪れてみてはいかがだろうか。
●取材協力:C&Yスポーツ TEL:0561-38-8325
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