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BMW、スーパーGT特別交流戦ラインアップに対する懸念を一蹴「大きなインパクトを生む」

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BMW、スーパーGT特別交流戦ラインアップに対する懸念を一蹴「大きなインパクトを生む」

 BMWは、11月23日と24日に富士スピードウェイで行われる「SUPER GT x DTM 特別交流戦」に3台体制で臨む。

 ドライバーはDTMにレギュラー参戦しているマルコ・ウィットマンに加え、アレッサンドロ・ザナルディ、小林可夢偉がBMW M4 DTMをドライブする。

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 ザナルディがDTMマシンをドライブするのは、2018年ミサノにゲスト参戦して以来2回目。Class1規定に合致した現行車両をドライブした経験はない。また、小林可夢偉はDTMマシンに乗ったことがない。

 BMWのラインアップは、交流戦に参加する4台中3台をレネ・ラスト、マイク・ロッケンフェラー、ロイック・デュバルというDTMレギュラードライバーがドライブするアウディとは対照的だ。

 アウディの4台目のマシンには、DTM参戦経験のないブノワ・トレルイエが乗り込むが、彼はアウディでリザーブドライバーを務めており、スーパーGTを10年戦った経験を持つ。

 レギュラードライバーがひとりだけというBMWのドライバーラインアップは、特別交流戦の意義に悪影響を与えるものではないかと訊くと、BMWモータースポーツのイェンス・マルカート代表は、次のように答えた。

「いいや、私はそうなるとは思っていない」

「我々にとって、スーパーGTとDTMのマシンが一緒に戦うのが初めてだということが重要だ」

「ご存知の通り、クルマにはまだ少し違いがある。我々はClass1レギュレーションに完全に準拠しているのに対し、スーパーGTのクルマはまだ空力性能が高いんだ」

「その点を踏まえ、スポーツに対する意識に、可能な限り大きな影響を及ぼす方法を見つける方が重要だと思う」

「アレックス(ザナルディ)はミサノで、彼がトップレベルであるということを示した。カムイは地元のヒーローだ。彼が日本のBMWファンと我々のブランドを繋げてくれることを願っている」

 小林は、昨年#39 DENSO KOBELCO SARD LC500のドライバーとしてスーパーGTに参戦していたが、世界耐久選手権(WEC)に集中するため、今季は参戦していない。

 小林がBMWから特別交流戦に参加する上で、トヨタから許可を得る必要があったものの、マルカートがトヨタF1のチームマネージャーをしていたことから、スムーズに話が進んだのだという。

 BMWからの要請について、小林は「F1時代からイェンスのことは知っています。彼がチームマネージャーだったからです。彼が僕にオファーをくれました」と語った。

「僕は今年スーパーGTをドライブしていないと言いました。もちろん最初にトヨタに尋ねる必要がありました。彼らは許可してくれました。それが経緯です」

 アウディはトレルイエ同様、日本で活躍したデュバルをラインアップに加えている。

 DTMに参戦しているニコ・ミューラーやロビン・フラインスの交流戦参加も検討されていたものの、リヤドで行われるフォーミュラEのシーズン6開幕戦と日程が衝突していたため、ラインアップには入らなかった。

 アウディ・モータースポーツ代表のディーター・ガスは、ラインアップについて次のように話した。

「まず、レネは簡単な選択だった。言うまでもなく、彼はチャンピオンだ」

「レネとは別に、参加できるドライバーの中でランキングが最上位だったマイクを連れて行くことにした」

「そして、ロイックとベン(トレルイエ)については、彼らが日本でかなり人気があることは分かっている。ふたりとも日本でとても良い経験をしていたし、多くのファンがいるんだ」

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