ペトロナス・ヤマハのファビオ・クアルタラロは、MotoGPの日本GPを3番グリッドからスタートした。しかし抜群の蹴り出しを見せ、一気に首位に浮上することになった。しかしレプソル・ホンダのマルク・マルケスがすぐにこれをオーバーテイク……クアルタラロは首位の座を譲り渡すことになった。
クアルタラロは必死に追いすがったが、最終的にはマルケスが一枚上手。レース終盤には徐々に引き離されてしまうこととなった。
■ドヴィツィオーゾ、終盤にリスク覚悟の激走「”愚か”なほどブレーキングで攻めた」
とはいえ、クアルタラロは後続と4秒ほどのギャップを築いており、楽に2位を確保するものと思われた。しかしレース終盤にはソフトタイヤのグリップが低下。リヤにミディアムタイヤを履くアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)の接近を許すことになった。
クアルタラロはなんとか2位でフィニッシュすることができたが、最終的にドヴィツィオーゾとの差は、わずか0.455秒だった。
「僕にできる限り最高のスタートをしようとしたんだ」
そうクアルタラロはレース後に語った。
「僕は彼(マルケス)を抜くことができた。でも正直に言って、彼はめちゃくちゃ速かった。僕はあれ以上速く走れなかったし、本当に限界になったんだ」
「ドヴィは4秒遅れていたのに、最終的には弾丸のように僕に迫ってきたんだ」
「2位を守るのは、本当に簡単じゃなかった。最終ラップでは、勝利を狙うかのようにプッシュしていたんだ。チャンピオンシップにとっては、本当に重要なポイントだったからね」
クアルタラロ曰く、マルケスの後ろを走ったことで走行ラインを参考にすることができ、それがリヤタイヤを労わるのに繋がったという。
「今週末、マルクのペースは僕らよりも速かった。でも、僕は彼のラインを分析したんだ。それはタイヤを労わるのをとても助けてくれた」
「予選やフリー走行では、1コーナーで遥かに速い速度を保っていた。そしてそのコーナーを、僕はかなりワイドに走っていたんだ」
「僕はレースで、マルケスと同じラインを走ってみた。そのことが、タイヤを労わるのにかなり助けになったと思う」
「僕らに足りないものが何なのか分かるほど、十分に近くはなかった。でもそれは、中古タイヤでの加速で大いに苦労している僕らが改善するための、重要なポイントになるはずだ」
「改めて、タイヤを労わることを学んだレースだったと思う。たとえ最後に苦労したとしても、別の形で良いラップタイムを出すことができたんだ。それが今回学んだことだと思う」
クアルタラロは今回2位になったことで、2019年のルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得を決めた。またライダーランキングでは現在6番手だが、3番手のアレックス・リンス(スズキ)とはわずか13ポイント差の163ポイントを稼いでいる。
「本当に喜ばしいことだ。マレーシアテストの際には、50~90ポイントを手にすること、そしてルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得することを目標にしていた」
「実際、僕は予想したよりもはるかに多くのポイントを獲得した。チームにとっては本当に満足すべき結果だ。僕らは1年目だ。僕が1年目というだけでなく、チームも1年目なんだからね」
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