MotoGP第16戦日本GPの決勝レースが行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がポールポジションから優勝。今季10勝目を挙げた。
土曜日の予選は路面がウエットから乾いていく難しい状況で実施されたものの、決勝レースは気温21度、路面温度は27度のドライコンディション。グリッド上では、ギリギリになってタイヤを交換する場面も見られた。
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ポールポジションのマルケスが好スタートを見せ、トップをキープ。そこにファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が続いた。3番手には、ジャック・ミラー(プラマック・ドゥカティ)が6番グリッドからジャンプアップした。
クアルタラロは1周目から積極的な走りを見せ、マルケスをオーバーテイクし一時トップに立つ。しかしマルケスも冷静に抜き返し、先頭でオープニングラップを終えた。4番手スタートのビニャーレス(ヤマハ)は7番手、13番手スタートの中上貴晶(LCRホンダ)は16番手にポジションを落とした。
マルケスはペースを上げ、一気に後続を引き離しにかかった。クアルタラロは2周を終えたところで1.3秒差をつけられるも、ペースを上げてマルケスに追いすがった。ミラーとフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が激しい3番手争いを展開しペースダウン、トップ2が後続にギャップを作る形となった。
3番手争いは4つ巴の様相。集団をミラーが引っ張り、モルビデリ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ビニャーレスが続いた。
10周目にモルビデリがミラーを交わすと、ミラーはリズムを失ってしまったか、3番手集団最後尾の6番手まで後退してしまった。
トップを争う2台は、1秒前後のギャップを保ったまま周回。一進一退の精神戦が展開された。
レース折り返しを過ぎた13周目、同じペースで走り続けるマルケスに対し、クアルタラロのペースが落ちてしまう。これで両者の差が2秒ほどまで広がってしまった。
また3番手集団からはミラーが脱落。さらにはモルビデリもペースが落ち、ドヴィツィオーゾが3番手、ビニャーレスが4番手となった。
マルケスとクアルタラロの差が2.6秒まで広がる中、この2台よりも速いペースなのが3番手を争うドヴィツィオーゾとビニャーレス。コーナーで迫るビニャーレスを、ドヴィツィオーゾがストレートスピードのアドバンテージを活かして抑える、白熱の接近戦を演じた。
残り4周を切り、11番手を走っていたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が1コーナーで転倒。レースを終えることとなってしまった。
残り2周となり、最もペースが良いのはドヴィツィオーゾ。クアルタラロとの差を一気に削っていく。一方でビニャーレスはそれについていけず、離されてしまった。
ファイナルラップに入ったところで、トップのマルケスは1.8秒ほどのリード。クアルタラロの0.8秒背後にはドヴィツィオーゾが迫った。
マルケスは危なげなくトップチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季10勝目を挙げた。またこの結果、ホンダがコンストラクターズチャンピオンを獲得している。
ドヴィツィオーゾを抑えきったクアルタラロは今季4度目の2位フィニッシュ。またしても初優勝をマルケスに阻止される形となった。しかしながら今回のレースの結果、2019年のルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
ドヴィツィオーゾはクアルタラロに0.455秒及ばず3位。これが3クラス通算100度目の表彰台獲得となった。4位はビニャーレスだった。
5位はカル・クラッチロー(LCRホンダ)。チェッカー間際にモルビデリを交わし、0.047秒前でフィニッシュした。
中上は16位。スタートでポジションを落として以降は、粘り強い走りを見せた。ポイント獲得には惜しくも届かなかったが、自身にとって今季最後のレースを完走で終えた。
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