フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1日本GPの決勝レースを2番グリッドからスタートした。しかしスタートで失敗し、メルセデスのバルテリ・ボッタスに先行されただけでなく、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンにも並びかけられてしまう。
ルクレールとフェルスタッペンは並んで2コーナーに突入。しかしルクレールはワイドに膨らんでしまい、アウト側にいたフェルスタッペンのマシンと接触してしまった。
フェルスタッペンはこの接触の影響でコースオフし、マシンに大ダメージを負った。レースに復帰することはできたもののマシンの損傷は大きく、早々にピットに戻り、リタイアすることになった。
一方のルクレールもフロントウイングを壊してしまう。ルクレールはそのまま走り続けようとしたが、壊れたパーツが外れ、それが後方を走っていたメルセデスのルイス・ハミルトンのマシンに当たってしまうなどしたため、ノーズを交換するべくやはり早々にピットインし、大きくポジションを落としてしまう。レース中に追い上げて6番手でフィニッシュしたが、フェルスタッペンへの接触と壊れたマシンで長くコースに留まったことにより15秒のタイム加算ペナルティを受け、最終的には7位となった。
「スタートが悪かった。セブが少し動いたのが見えて、少し気を取られてしまったんだ(ベッテルはレッドシグナルが完全に消える前に、一瞬動いてしまった。しかしすぐに停止。審議対象にはなったが、ペナルティが科せられることはなかった)。そして、僕の反応もとっても悪くなってしまったんだ」
「スタート自体はそんなに悪くなかったけど、反応はとても悪かったんだ」
「そしてマックスとのことで、僕がただミスを犯したのは明らかだ。僕はセブの後ろでコーナーのイン側にいた。それでフロントのダウンフォースを失ったんだ」
「通常なら、そうなることは予測しなければいけなかった。でも、僕はそれをしなかったんだ。僕の責任だ」
ルクレールは3周目までフロントウイングが壊れた状態で走行を続けた。そしてその壊れたパーツが外れた際に、後方を走るハミルトンのマシンに当たるなどした。またルクレールのマシンは、フロントウイングのみならず左のウイングミラーにもダメージを負っていた。
ルクレールは西ストレートでミラーを手で抑えて走行。そのまま片手運転で130Rをクリアするシーンもあった。最終的にはこのミラーもマシンから脱落してしまったが、マシンのパフォーマンスには大きな影響はなかったという」
「ドライビングの観点から言えば、フロントのダウンフォースを少し失っていた」
そうルクレールは語った。
「全体的には、それによって大きな影響があったとは思わない。それによって、アンダーステアになっただけだったからね」
「もしリヤに影響があったなら、もっと多くのパフォーマンスを失っていただろう。でも、それだけだった」
ルクレールとフェルスタッペンの接触は当初、審議の必要なしと判断された。しかしその数周後、スチュワードは判断を覆し、レース後に審議を行うこととした。
FIAのF1レースディレクターであるマイケル・マシは、今回の件について次のように説明した。
「いくつかの新しい証拠があることが明らかになったんだ。それは、当初は使えない情報だった。その結果、彼ら(スチュワード)は審議を再開することを決めたのだ」
「最初に利用できた情報では、彼らは審議の必要はないと判断した」
「その後、当初は見られなかった他のいくつかの映像が手に入った。それには新たな要素があったため、審議を再開したのだ。審議を再開するのは、彼らの権限の範囲内だった」
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