F1シンガポールGPの予選でポールポジションを獲得したのは、フェラーリのシャルル・ルクレールだった。チームメイトのセバスチャン・ベッテルも3番手につけた。
今季のフェラーリは、直線区間などでは速さを見せてきたものの、コーナリング区間では遅れを取ることが多かった。そのため、ここシンガポールでも苦戦するのが当然……シンガポールGPはメルセデスとレッドブルが有力だと見られていた。
■2~3回クラッシュしそうだった……3連続PPルクレールの”クレイジー”アタック
しかしフェラーリは、ノーズやノーズ下のケープ、フロアなどを修正した大幅なアップグレードパーツをシンガポールに持ち込んだ。この効果により、大きなダウンフォースが求められるシンガポールでの競争力を高めるために必要な、空力効率の向上がもたらされたようだ。
フェラーリが本来持っていた直線性能に、この空力性能を付け加えたということは、今後に向けて不吉なことになるのではないか? そう尋ねられたメルセデスのルイス・ハミルトンは、次のように語った。
「今回のような市街地コースで、彼らがどこでペースを上げたのか、分からない」
「今シーズンの初めには、彼らはそれほど近くなかったように思う。彼らは明らかに良い仕事をしたよ」
「でも、どこで負けているのか本当に分からないんだ。最初のセクターでは、僕らは少しタイムを失っている。そこは直線が多いからね。ただ、第2セクターでも第3セクターでも、彼らは僕らと同じようなペースで走ったんだ」
「全体的には、彼らにとっては明らかに大きな一歩だ。僕らもプッシュし続けるよ。しばらくの間、僕らはアップグレードを行っていないから、それがもたらされたら、少しは助けになるかもしれない」
ハミルトン曰く、シンガポールではレッドブルが強敵になるだろうと、メルセデスは認識していたという。しかしながら今季ここまで、フェラーリがハイダウンフォースが求められるサーキットでは強さを発揮できなかったことを考えれば、今回の結果が驚くべきものだったと認めた。
「全ては突然だった。彼らはここにアップグレードパッケージを持ち込み、それがうまく行ったようだ」
「もちろん、僕らは彼らがそんなに力強いパフォーマンスを発揮することは期待していなかった。そして僕らは、彼らに対して遅れをとっている。彼らは素晴らしい仕事をしたんだ」
「彼らの間に割って入ることができただけで感謝すべきだ。今日はペースが足りなかった」
「このポジションにいるということは、間違いなく苦しいことだ。でも、チーム間の差が近い方が僕は好きだ。良いバトルができることを願っている」
ポールポジションを獲ったルクレールも、チームの仕事ぶりを賞賛した。ルクレールは金曜日、メルセデスとレッドブルから大きな遅れを取っていたが、土曜日になって一転ペースを上げた格好だ。
「とても驚いた。昨日の時点では、もう少し速く走れると分かっていたものの、メルセデスにもレッドブルにも、挑戦できるとは思っていなかったからだ」
そうルクレールは語った。
「チーム全体にとっても、とても大きなサプライズだった。でも、それは彼らが工場でやり直してくれた仕事の素晴らしさを証明しているし、彼らのおかげでポールポジションを獲れたんだ」
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