スポーツランドSUGOで行われている2019スーパーGT第7戦。ランキング首位の#55 ARTA NSX GT3は予選2番手を獲得。Q2を担当した福住仁嶺は安堵の表情をみせた。
今回、組分け制度が導入されたGT300クラスのQ1ではランキング上位6台のうち#88 マネパ ランボルギーニ GT3、#96 K-tunes RC F GT3をはじめ4台がノックアウトされるという波乱の展開となった。
■抜群のコンビネーションでポール奪取、61号車の井口&山内がお互いを讃え合う
そんな中、55号車はQ1A組で高木真一がドライブし2番手で通過した。
「そもそも(8月の)テストの時があまり調子良くなくて、その対策をして、さらにオートポリスでのデータも活かして公式練習に臨みました。乗り始めからタイムも悪くなかったですし、持ち込んだタイヤもそこまで外している感じはありませんでした。ただ、正直Q1も確実に通れるか分からないという状況でした」
「そんな中、高木さんがQ1のA組2番手で帰ってきて、クルマをアジャストしてQ2に向かいました」
当時の状況をこのように振り返った福住。タイムアタックに向けてウォームアップラップに入って来たとき、衝撃のラップタイムが目に飛び込んできたという。
「1コーナーの手前に電光掲示板があるんですが、アタックする前の段階で“(従来のコースレコードより速い)1分16秒8”って見えて『これは……』と思いました」
すでに#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が驚異的なタイムを出した後だったが、福住は自身のアタックも手応えを感じられるものだったという。
「ウォームアップの時の雰囲気は悪くなかったし、アタックに入った時の1、2コーナーのフィーリングは悪くなかったので『今回は良いタイムが出せるな』という感覚でコース1周を走りました」
「最終コーナーを立ち上がった時は『悪くないな』という感じでしたが、16秒台は見えなかったです。嬉しいような悔しいような……という心境でした」
一瞬複雑な表情を浮かべた福住が、チャンピオン争いのことを考えると予選2番手は大きいという。
「96号車と88号車が後方に下がったということもあり、チャンピオンシップのことを考えたら、2番手スタートというのは大きいと思います。とは言ってもすぐ後ろに56号車(リアライズ 日産自動車大学校 GT-R)がいるので、そこが厄介だなと思います」
「決勝は雨の予報が出ていますが、雨量が増えたらブリヂストンの方が速くなると思います。それも考えると今回の2番手スタートというのは大きいですね」
そう語った福住。最終戦もてぎでのチャンピオン獲得のためにも、今回のレースで少しでもポイントを稼ぎたいとのこと。明日の決勝レースに向けて再び気を引き締めていた。
「正直、僕たちは最終戦もてぎがあまり速くない印象なので、今のうちにポイント差をつけておきたいです」
「今年はチャンピオンを獲らなければいけない状況だと思うし、こうして良い環境で走らせてもらっています。しっかり(期待されている)仕事をこなしていきたいです」
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