MotoGP第14戦アラゴンGP初日は、レプソル・ホンダのマルク・マルケスが圧倒的な速さを示して終わった。
マルケスはフリー走行1回目に、2番手タイムを記録したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に対して1.6秒差という大差をつける最速タイムを記録した。
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続くFP2でマルケスは4番手タイムに留まったが、終盤のアタックが行われる時間帯でも彼は新品のソフトタイヤを履いてすらいない状態だった。
そしてFP2ではビニャーレスがトップタイムを記録したものの、依然としてFP1でマルケスの記録したタイムからは1秒以上の差があった。
「僕らはマルク・マルケスの事をよく分かっている。これは1回限りのタイムじゃないだろう」
ドゥカティ勢で最速タイムをマークしたジャック・ミラー(プラマック)はそう語っている。
「彼は確実にさらなる力を秘めている。だけど本当に凄いよ」
「(FP1で)5番手でピットに戻って、クルーは『ああ、いい感じだ』という風だった。だけどスクリーンを見たら糞ったれな2秒遅れだったんだ。『これが良い? 2秒遅れが良いっていうのか? 本当に傷つくよ』という感じだった」
またマルケスと同じく最新型のホンダRC213Vを使用するカル・クラッチローは、マルケスのタイムは比較にすら使えないと語った。
「現時点では、誰もマルクを参考として使うことはできない。意味が無いんだ」
「このギャップを現実として捉える必要がある。それから自分の仕事に取り組んで、ギャップについては考えない必要があるね。たとえマルクが同じメーカーのマシンに乗っていても、忘れる必要があるんだ」
「自分の事に取り組んで、マシンのフィーリングを探し出す必要がある。それだけだ」
一方、先週末マルケスとのバトルを繰り広げたファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)は、アメリカズGPのようにマルケスはミスを犯す傾向があると指摘している。
「彼は他の誰も手が届かないペースを持っている。だけどそれが、オースティンでのようなミスを彼がしないという事を意味している訳じゃない」と、クアルタラロは言う。
「結局のところ、僕らは自分たちがベストな仕事をすることについてだけ考える必要がある。マルクについては見る必要はないと思うよ。彼は今週末は別のカテゴリーにいるし、今朝(FP1)で本当に速いところを目の当たりにしたしね」
「ミサノでは、マルクがベストじゃないトラックで勝つところを見た。そしてココは彼にとっても、ホンダにとってもベストなトラックのひとつだと思う。マルクは100%を発揮することができていて、本当に速かった」
「今週末どうなるかは今に分かるだろう。だけど僕らの目標はマルクを負かすことじゃなく、良いレースにすることだ。トップライダーから多くのことを学んで、ポイントを持ち帰ることを目指している」
そしてFP2でトップタイムだったものの、依然としてマルケスに1秒以上差をつけられているビニャーレスは、次のようにコメントした。
「現実は彼が1秒以上先にいるということだ。午前(FP1)か午後(FP2)でも、それは関係ない」
「現時点では、彼は1秒も先んじていて、本当に良いリズムを持っている。だから僕らはギャップを縮める必要があるんだ」
「初日は僕らにとっては良い1日だったよ。プラクティスを通して一貫性があったからね」
「重要なのはそこだ。確かに彼は現時点ではアドバンテージを手にしているけど、まだ初日だ。僕らはギャップを縮めるべく取り組む必要があるんだ」
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