今季からレプソル・ホンダへ加入したホルヘ・ロレンソ。ドゥカティのマシンを乗りこなした矢先の移籍であり、ホンダでも活躍が期待された。しかしここまでのところ、ロレンソは苦戦が続いており、トップ10フィニッシュも果たせていない状況だ。
ロレンソは6月末に行われた第8戦オランダGPで胸椎骨折の負傷を負ってしまい、第11戦オーストリアGPまでの計4戦の欠場を強いられた。この苦戦続きの状況が影響したのか、欠場している期間にはドゥカティ復帰説も囁かれていた。
■「ラグナ・セカのようだった……」ロレンソ、“サバイバル”乗り切り14位入賞
そして第12戦イギリスGPで復帰を果たしたロレンソだが、怪我が完全に治癒していない影響もありレースでは14位完走が精一杯の状況だった。
「ホルヘにとっては最初からやり直すようなものだ。しかし彼はそれを受け入れ、熱心かつ意欲的である必要がある」
ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチは、ロレンソの苦境についてMotoGPの公式ポッドキャストでそう語った。
「彼はリスクを取ることを厭わない必要がある。この種のスポーツにおける自分を傷つける可能性も受け入れるべきなんだ。それはボクシングのリングに飛び込むようなものだ」
「ロレンソの問題が技術面だとは思っていない。しかし度胸や意欲はそうかもしれない。我々は彼がヤマハ時代と同じような速さを発揮するところを見たいと思っている。それが夢だよ」
またプーチは、2020年にロレンソのシートを誰かと入れ替えることは考えていないと語った。
「もし彼が2年契約を破棄することを決めたとしても、それは我々が望んだものではない。今、ホンダは彼を(他のライダーと)入れ替える用意ができていないんだ」
「どんな交換も考えたことがない」
「しかしもしそれが現実のものとなった場合、我々は選択肢を探し始めるだろう。たとえそれが素晴らしいものでは無かったとしてもね」
ロレンソの離脱についてプーチはそう否定した。現在のMotoGPライダーズマーケットで力のあるライダーといえば、KTMとの2年契約を早期に打ち切っての離脱を決定したヨハン・ザルコだろう。しかしプーチはザルコと契約する可能性は少ないことを匂わせた。
「我々は2019年に向けてザルコにオファーを出した。しかし彼はそれを断った」
「その後、彼は我々のところに来て謝罪し、自分に何も知らせなかったエージェントを解雇した」
「そういった意味では彼は紳士的で、我々との間にわだかまりはない。しかし我々は彼の起用について考えてはいない。我々のライダーはロレンソなんだ」
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