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F1イタリアGP予選:大渋滞で締まりのないQ3に。ルクレールが今季4度目のPP、レッドブル・ホンダはアルボンが8番手

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F1イタリアGP予選:大渋滞で締まりのないQ3に。ルクレールが今季4度目のPP、レッドブル・ホンダはアルボンが8番手

 F1第14戦イタリアGPの予選がモンツァ・サーキットで行われた。ポールポジションを獲得したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)で、タイムは1分19秒307だった。

 フリー走行は雨絡みのセッションが多かった中、3セッションともにフェラーリ勢がトップタイムを記録。ただ同じ高速サーキットであるベルギーGPほどのアドバンテージはなく、メルセデス、レッドブルがそれに肉薄するタイムを記録していた。

■これ以上悲劇を起こさないために……FP3を前にパラボリカのソーセージ縁石を撤去

 予選セッションは気温22℃、路面温度34℃というコンディションの下で行われた。

Q1:フェルスタッペンにトラブル発生! ルノー勢が健闘

 ロバート・クビサ(ウイリアムズ)を先頭に、3強とルノーを除く12台がコースインし、最初のタイムアタックへと向かっていった。一通りタイム計測が終わった段階で、今回が母国GPとなるアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)が1分20秒657でトップに立った。

 その後、上位勢もマックス・フェルスタッペン(レッドブル)以外がコースに出た。フェルスタッペンはパワーユニット(PU)交換によるグリッド降格ペナルティが確定している。なお、フェラーリの2台のみがミディアムタイヤを履いてコースに出た。

 FP3から速さを見せていたルノー勢がここで好タイムを記録。ニコ・ヒュルケンベルグは1分20秒155でトップタイムをマークし、メルセデスの2台はこれを上回ることができなかった。しかし、ミディアムタイヤのシャルル・ルクレール(フェラーリ)が意地を見せ、2回目のアタックで1分20秒126を記録してトップに立った。

 Q1も残り5分を切ったところで、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)のマシンがスローダウン。コース脇にマシンを止めてしまい、セッションは赤旗中断となった。

 ペレスの車両は迅速に回収され、セッション再開。残り3分頃から各車一気にコースインしていった。脱落圏内に近い位置にいたハースの2台、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンが揃ってタイムを更新。しかし、最後にランス・ストロール(レーシングポイント)が1分20秒643を記録して12番手にジャンプアップしたため、グロージャンのノックアウトが確定した。

 フェルスタッペンはタイムを出すためにコースに出たが、PUに何らかのトラブルが起きたのか失速。決勝に向けて不安の残る事態となった。

 最終的にQ1トップはルクレール。ルノー勢はヒュルケンベルグが2番手、ダニエル・リカルドが5番手に食い込んできた。なお、Q1脱落となったのはグロージャン以下、ペレス、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、クビサ、フェルスタッペンとなった。

Q2:ハミルトンがトップタイム。トロロッソは2台脱落

 フェラーリを含め、全てのマシンがソフトタイヤを履いてコースに出ていった。各車1回目のアタックを終えた段階で、ルクレールが1分19秒553でトップに立ち、そこに僅差でルイス・ハミルトン(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続いた。ここでもリカルドは4番手に入り、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のタイムを上回った。

 キミ・ライコネン(アルファロメオ)だけはレズモでコースオフしたことにより、唯一タイムを計測することができないままピットへと戻っていった。

 一旦全車がピットに戻りサーキットは静寂に包まれていたが、残り2分で15台が一気にコースイン。各車数珠つなぎとなってアタックラップに向かっていった。

 まずは隊列の先頭にいたアレクサンダー・アルボン(レッドブル)が単独走行でタイムを刻むが、ベストラップ更新はならず。11番手と脱落圏にいたストロール、そしてノータイムだったライコネンがトップ10に。マグヌッセンとダニール・クビアト(トロロッソ)が弾き出されてしまった。

 ハミルトンは最後のアタックで1分19秒464を記録し、トップタイムをマークした。Q2脱落となったのは11番手から順に、ジョビナッツィ、マグヌッセン、クビアト、ランド・ノリス(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(トロロッソ)となった。

Q3:大渋滞でほとんどのマシンが最終アタックできず……ルクレールが今季4度目のPP

 ポールポジションを決する12分間のQ3。先行車のスリップストリームを有効に使いたいこともあり、各チームが牽制し合いながらのアウトラップとなったが、最終的にベッテルが先頭でアタックに入っていった。

 まずはベッテルが1分19秒457でトップに。しかし、ルクレールが1分19秒307でそのタイムを上回った。その後ハミルトンが1分19秒346で2番手、ボッタスが1分19秒354で3番手に入ったが、ライコネンがパラボリカでクラッシュしたことによりセッションは赤旗中断となった。その後約10分間の中断を経て、残り6分35秒から再開された。

 残り2分というギリギリのタイミングで、例によって各車が一斉にコースへ。しかし、互いに牽制しながらスロー走行を続けた結果、先頭を走っていたカルロス・サインツJr.(マクラーレン)とルクレール以外はアウトラップの段階でチェッカーフラッグを受けてしまい、タイム計測ができないという事態に陥ってしまった。

 最後は締まりのない展開になってしまったが、ルクレールの2戦連続ポールポジションが決まりティフォシは大興奮。2番手以下はハミルトン、ボッタス 、ベッテルというオーダーとなり、好調ルノー勢がグリッド3列目を獲得した。7番手以下はサインツJr.、アルボン、ストロール、ライコネンとなった。

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