MotoGP第11戦オーストリアGPの終了後、12日(月)にヨハン・ザルコがKTMとの2年契約を早期に終了させ、2019年限りでチームの離脱を発表するというセンセーショナルな事態が発生した。
ザルコはMotoGP残留を望んでいるが、現時点ではそれはかなり狭き門となっている。なぜなら、2020年のMotoGPクラスで未確定のシートは、LCRホンダの中上貴晶のひとつしか無いからだ。
中上とホンダは既に交渉を行っており、2020年にファクトリーマシンを供給するかどうかで交渉がこう着状態となっているという。ただ、出光興産の支援を受けて作られたこのシートは、日本人ライダーの起用を基本線としているため、ザルコの移籍先にはなりそうもないだろう。
ザルコがフランスのラジオ番組で語ったところによると、彼は2度タイトルを獲得したMoto2クラスへの出戻りも検討しているようだ。
今でもMotoGPでタイトルを獲ることが目標かと訊くと、彼は「間違いなくそうだ。それが目標だし、2020年の目標としてはMotoGPクラスでレースをし、良いレベルのパッケージに乗ることだ」と話した。
「ライディングのレベルが下がったわけじゃない。(KTM移籍から)8ヵ月で失われたわけじゃないし、まだ変わっていないんだ。ただ、先頭集団の激しい争いやチャンピオンシップ争いに戻る必要がある」
「Moto2行きも選択肢ではある。今はプランA、B、C……恐らくDすらある。月曜日に(離脱を)アナウンスしてから、何もかもが始まったばかりなんだ」
ザルコは離脱表明以後、“穏やかな感覚”を手にしているという。そしてKTMへは悪い感情は抱いていないと強く主張した。また、他のライダーならKTMのバイク『RC16』を機能させることは不可能ではないと証明されているとも認めた。
何故KTM離脱を決定したかについて説明する中で、彼は「離脱の決定により、KTMとの関係がホッとするものに変わると思う。なぜなら僕は彼らに逆らうわけでは全くないと話していたからだ」と付け加えた。
「単に、僕はもっと上手くやれるのに、一方でほぼ最後尾に追いやられているのを受け入れられなかったんだ」
「以前はそれを証明できていた。でも、昔は出来たという事実には頼りたくなかった」
「胸の内で“最前列にいたい”という欲望が燃えている。2020年までに立ち直ろうとせずに2021年に向けた準備をコツコツやるんじゃなく、2020年中に立ち直るということに全力を尽くしたいんだ」
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