MotoGP第10戦チェコGPのMoto2クラス決勝レースが行われ、EG 0,0 Marc VDSのアレックス・マルケスが優勝を果たした。
ホールショットはサム・ロウズ(Federal Oil Gresini Moto2)が奪い、アレックス・マルケス、ロレンソ・バルダッサーリ(FLEXBOX HP 40)がそこに続いた。だが、マルケスは即座にロウズをかわして先頭に立ち、ペースを上げて引き離しにかかった。
■ マルケス弟、“Moto2留年”も選択肢に? 最高峰クラスのシートは望み薄か
オープニングラップの9コーナーではジャビ・ビエルへ(EG 0,0 Marc VDS)が転倒。なんとかマシンを再始動し、コースへ戻った。
マルケスはオープニングラップで早くも後続に1秒近い差をつけ、そこにファビオ・ディ・ジャナントニオ(Beta Tools Speed Up)、ロウズ、マルセル・シュロッター(Dynavolt Intact GP)が続いた。マルケスは3周目にはそれまでのレコードタイムを大きく更新するファステストラップを記録する走りを見せ、さらにリードを広げた。
4周目、ポイントランキングをマルケスと争うトーマス・ルティ(Dynavolt Intact GP)がターン5でまさかの転倒。マシン再始動はならず、リタイアとなった。転倒後のルティは大きく落胆した様子を隠さなかった。
先頭ではディ・ジャナントニオがマルケスとの差を縮め、一時は1秒以上に広がっていたギャップをコンマ8秒とした。このふたりは2分1秒台のラップタイムを記録し、後続を圧倒。3番手以下との差は広がる一方だった。
レース序盤は先頭を争ったロウズだが、ズルズルと後退し、7周目には9番手にポジションを落とした。そんな中、マルケスは再びペースアップ。ディ・ジャナントニオとのギャップを1秒以上に広げた。
同じ頃、3番手争いでは動きが。ルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)がシュロッターに追いつき、さらにチームメイトのニッコロ・ブレガも接近し始めた。そして9周目にはマリーニがシュロッターを追い抜いて3番手が入れ替わった。
マリーニは3番手集団を引っ張って進むがなかなかギャップを広げることはできず、4台が数珠つなぎとなる。
トップを行くマルケスのペースは速く、レース距離の半分を消化した10周目の時点で2番手ディ・ジャナントニオに2秒以上までギャップを広げた。
3番手集団ではホルヘ・ナバッロ(Dynavolt Intact GP)がシュロッターをかわして4番手に浮上し、3番手マリーニも射程距離に収めるテールトゥノーズ状態となった。そして残り7周の段階でナバッロがマリーニを抜き、3番手が入れ替わった。ナバッロは若干だがマリーニに対してギャップを広げていく。
一方、先頭のマルケスはペースを緩めること無く走行を続け、残り周回数が3周となっても2秒以上のギャップを維持し続けた。
ラストラップでは3番手を走るナバッロに追いついたエネア・バステアニーニ( Italtrans Racing Team)が、ターン9でインを突いてオーバーテイク。3番手に浮上した。
マルケスは築いたギャップを維持し、独走状態でチェッカーフラッグを受け、ポール・トゥ・ウィンを果たした。また、チャンピオンシップを争うルティが転倒リタイアに終わったことで、ポイント差は33にまで広がった。
2位はディ・ジャナントニオ。無理にマルケスを追うこと無く、表彰台確保に努めた。3位はラストラップで見事なオーバーテイクを見せたバステアニーニが入った。バステアニーニは今回が初の表彰台獲得だ。
長島哲太は(ONEXOX TKKR SAG Team)レースを通じて追い上げを見せ、9位シングルフィニッシュを果たした。
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