先日行われたDTMのノリスリンク戦には、ゲストとしてモナコ大公のアルベール2世が訪れた。
DTMの運営団体であるITRのゲルハルト・ベルガー代表は、モナコでDTMのレースを開催することに興味を持っており、ノリスリンク戦の際にもアルベール大公とこれについて話し合ったと明かした。
■ゲルハルト・ベルガー、DTMの電動化に反対「我々のDNAに反する」
「(ノリスリンクに)アルベール大公がいらっしゃった際には、モナコでレースをする可能性について多くの話があった」
そうベルガー代表は語った。
「私の夢は、DTMでふたつの市街地レースを行うことだ。ひとつはニュルンベルク、もうひとつはモナコだ」
「これは、私の長い間の願いだ。どうなるか見てみよう。彼(アルベール大公)は、おそらくそれ(DTMのレースをモナコで行う計画)をとても気に入っている。彼は我々に対して、扉を開いているんだ」
モナコは毎年F1を開催、これとは別にフォーミュラEとモナコ・ヒストリック・グランプリを1年おきに交互に開催している。
モナコ自動車クラブの総裁であるクリスチャン・トルナトーレ氏は、DTMを開催するために、さらにレースを行う日程を増やす予定はないという。motorsport.comに寄せられた声明には、次のように書かれていた。
「現状ではモナコ自動車クラブには、F1モナコGP、モナコePrixとモナコ・ヒストリック・グランプリの交互開催に加えて、さらに追加のイベントを開催するだけの技術的、物理的、そして人的な余裕がない」
それはつまり、DTMがモナコでのレースを実現するためには、F1、フォーミュラE、モナコ・ヒストリック・グランプリのいずれかのサポートレースとして行うことが必須であると言えよう。そしてベルガーも、それを受け入れることを示唆している。またベルガーは、自身がかつてF1に参戦していたことは、F1のサポートレースとして行う”足がかり”として役に立つだろうとも語った。
またDTMには、ニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を使ったレースを開催するのではないかという噂も持ち上がっている。しかしこれは、実現の可能性は低いと考えられる。スプリントレースであるDTMでは、1周の距離が長いノルドシュライフェでのレースは周回数が少なくなってしまい、レースの魅力が半減してしまう懸念が生じると思われるからだ。
その一方で、スパ・フランコルシャンでのレース復活を、DTMが検討しているとの話もある。
2020年開催カレンダーの詳細はまだ明らかにはなっていないが、DTMとしてはドイツ国内でのレース数と他のヨーロッパでのレース数のバランスを取ることを求めている。
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