オートポリスで行われているピレリ スーパー耐久シリーズ2019の第4戦。ST-3クラスの#62 DENSO Le Beausset RC350のCドライバーにWEC参戦が決まった山下健太の代役として平川亮が乗り込んでいる。
平川は前回の第3戦富士24時間で同チームの助っ人としてエントリーしたがレース序盤にクラッシュを喫しチームはリタイア。平川は一度も決勝で走ることなくサーキットを後にした。
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本来はここだけの参戦予定だったが、2019/2020シーズンの世界耐久選手権(WEC)のLMP2クラスに山下が参戦することが決定。そのテストなども始まっているようで、今回のオートポリスと最終戦の岡山が欠場になるとのこと。その代役として平川に声がかかったのだ。
#62 DENSO Le Beausset RC350は第3戦のクラッシュでマシンに大きな損傷を負っていたが、チームが懸命に修復作業を行い、今回のオートポリスに間に合わせた。予選ではフェアレディZ勢の先行を許しST-3クラス5番手で終えたが、平川はウエットコンディションが予想される決勝に向けて手応えを感じていた。
「このクルマはABSが付いているのでブレーキングでの心配はそんなにないんですが、その分少し行き過ぎてしまうことも多いので、そこをうまくコントロールするのが難しいなと感じています」
「でも、ウエット路面で走ってみたら、けっこう自分の感覚と(ブレーキングが)合ってきました。決勝は雨みたいなので、その部分では良いかなと思っています」
平川がこうして本格的にスーパー耐久に参戦するのは2014年以来とのこと。当時と違いクラスや参戦台数が増えているが、それ以上にドライバーのレベルやマナーが非常に向上していると語った。
「5年くらい前にインタープロトの車両で1シーズンだけ参戦しました。それ以来ですね。その頃から(スーパー耐久は)けっこう変わっているなという印象です。その頃はGT3車両も少なかったですし、ST-ZとかST-TCRとかもありませんでした。そもそも台数が少なく、もうちょっとアマチュアのレースという感じでした」
「前回(富士24時間)出てみて、当時と比較するとレベルも上がっているし、FCYとか新しい取り組みもやっています。またプロのドライバーもたくさん出ていて、かなりレベルが高いです。普通に走っていても『危ないな』と思うようなドライバーもほとんどいません。やっていて、そんなに違和感はないですね」
「当時は富士5時間か6時間くらいの耐久をやりましたが、それ以外はほとんど3時間レースでした。今回も5時間ですし、今では24時間レースがあったりして、まさに“耐久レース”という感じがしますね」
「本当にみんなマナーも良くて、走りながら(ウインカーを出すなど)コミニュケーションをとれるドライバーが多いので、そこは安心して走れます」
そう語った平川。決勝レースではチームに貢献したいと語ると同時に、自身としては今季まだ勝利がないだけに、このオートポリスで何とか2019年の1勝目を手にしたいと意気込みをみせた。
「ドライだとフェアレディZ勢が速そうなイメージでしたが、ウエットになると差は縮まってくれると思っているので、決勝はチャンスだなと思っています」
「やはりチームとしては24時間での大きなポイントを落としたのが大きいですし、あとはクルマ(の修復が)間に合うか間に合わないかという状況もありました」
「修理も時間がかかってなんとか間に合わせた状況です。それを考えるとチームのためにもリベンジをしたいなと思っています。自分のためというよりも、周りのみんなを助けたいなという気持ちが強いです」
「あと僕個人としては今シーズンまだ優勝がありません。GTでも2位が続いているので、いろんな意味で優勝したいですね」
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