ポルシェはグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、最新型のポルシェ911RSRを発表した。このマシンは、今年の9月にシルバーストンで開幕する、WEC(世界耐久選手権)の2019-2020シーズンにデビューし、LM-GTE Proクラスを戦う予定。2020年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にも投入されるという。
なおWECデビュー前の8月には大規模なテストプログラムが計画されている。
■ポルシェ、LMP1撤退後もV6エンジン開発を継続中。F1復帰への布石か?
ポルシェのGTモータースポーツのボスであるパスカル・ズーリンデンは、この新型911RSRについて「95%が新設計だ」と語った。
「次の3年間のホモロゲーション期間に向けて、我々はマシンの開発において重要な進歩を遂げた。特にドライバビリティの複雑な部分、効率性、耐久性、そして作業性などについてだ」
「前のマシンから変わっていないのは、ヘッドライトやブレーキシステム、クラッチ、ドライバーズシート、サスペンションのパーツなどだ」
WECのスーパーシーズンでLM-GTE Proクラスでタイトルを獲得したケヴィン・エストレとミハエル・クリステンセンは、新シーズンも引き続き92号車をドライブする予定だ。また、ジャンマリア・ブルーニとリチャード・リエツのコンビが、引き続き91号車を走らせる。
なお今シーズン限りでフォードとBMWが同クラスから撤退。前述の2台のコンビは、フェラーリやアストンマーチンと覇権を争うことになる。
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