フェルナンド・アロンソは、TOYOTA GAZOO Racingの一員として、WEC(FIA世界耐久選手権)2018/2019“スーパーシーズン”のシリーズタイトルを獲得した。ただ、チームディレクターを務めるロブ・ルーペンは、今季アロンソと共に戦う中で、何度か“火花”を見たと語った。
今年の初め、F1公式ポッドキャストの中で、元フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは、アロンソのチームプレイ能力に疑問符がつけられていることについて、「彼は勝っている時は楽しそうにしているが、勝てない時はそれがチームの問題だとして不満そうにしている」と答えた。
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なお、アロンソはそのモンテゼモーロの主張を怒りのツイートで真っ向から否定した。
彼は来季チームにはとどまらず、そのシートにはブレンドン・ハートレーが収まることが決まっている。だが、アロンソは将来的なWECへの復帰は“100%確実”だと話し、その時の第一候補はトヨタだとしている。
チームの指揮を執るルーペンは、そんなアロンソの印象について次のように語った。
「彼は非常にプロフェッショナルなドライバーで、我々のチームにうまくフィットした」
「彼は特別扱いを望まなかった。彼はWECのレースで勝てなかったことをすぐに受け入れた」
「最初の話し合いの段階から、何の問題もなかった。彼はそれに適応して、楽しんでいたんだ。チームにとってフェルナンドのような人間がいることは良いことだ」
アロンソとシーズンを戦う中で、何らかの“火種”となる一触即発の出来事があったかを問われたルーペンは、こう返答した。
「いくつか“火花”を見たよ。ただ一般的に、彼のような常に限界を求めるのんきではない性格の人間はいるものだ」
「ほんの少し火花が上がったが、かといって過去に他の人間が彼について話していたことを認めることはできない。私はその人たちをよく知らないのでね」
「ただ我々は彼の地位や実績の恩恵を受けていて、それは我々にとって良いものだった。そしてその旅路は今終わりを迎え、彼は(将来的に)戻りたいと言っている。違うかい?」
WEC第5戦の上海6時間レースでは、アロンソらが駆る8号車がトップを走る僚友の7号車より明らかにペースが速かった。しかし、度重なるセーフティカーに阻まれたこともあり、8号車は勝利を逃すこととなった。これらが“火花”を起こした可能性について、ルーペンはこう答えた。
「ある意味ではそうと言えるかもしれない。こういう場合は“前に行かせるか、とどめておくか”のアプローチをとることもある。ただ、フェルナンドを含めたドライバー全員にとって明らかなのは、チームの努力が最も重要だということだ」
「チームが特定の戦略を要求したことで納得のいかないこともあるだろう。ただこう言った状況には幸運、不運も関係してくる」
「もし7号車がもっと幸運であればさらに1、2レース勝っていただろう。一方で8号車の運がそれほど良くなければ、1、2レースを失っていただろう」
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