F1フランスGPの決勝スタート直後、レーシングポイントのセルジオ・ペレスは、ターン3を飛び出し、ランオフエリアを通ってターン4の先でコースに復帰した。この動きが原因で、ペレスには5秒のタイム加算ペナルティが科せられることになった。
ペレスはルールで定められた手順に従ってコースに戻ったと主張。そのため、ペナルティを科された理由が理解できないと憤っている。
■セルジオ・ペレス、フランスGPのペナルティに困惑「僕はすべきことをしたのに……」
しかしFIAは、ペレスがコース外を走ったことでアドバンテージを得たと指摘。事実ペレスは、コースに戻った際に大きくポジションを上げていた。
FIAのレースディレクターであるマイケル・マシは、フランスGP前にチームに送ったレースノートに、ドライバーたちはコースオフした際、トラック制限のボラードに従っても、「ドライバーは安全である場合にのみ、永続的なアドバンテージを得ることなく、コースに復帰することができる」と記載されていたことを明らかにした。
状況について尋ねられたマシは、motorsport.comに対して次のように語った。
「最も重要な点は、誰かがコースに復帰する時、まずは安全に、そして第2に永続するアドバンテージを得てはいけないということだ」
そうマシは説明した。
「車載映像、特に真後ろにいたランス・ストロールのマシンの映像を見れば、セルジオはロックアップし、左に移動してボラードを迂回することを選択した。そして(トロロッソ/アレクサンダー)アルボンと(ハース/ケビン)マグヌッセンの前でコースに復帰した」
「それは実際に、モナコの後に行われたドライバーズ・ミーティングでの議論の一部だった。コーナーに後ろから入ったドライバーは、実際に遅れるようにすることをドライバーたちが求めたんだ」
またマシは、ペレスにはポジションを戻すように指示が飛んでいなかったと明らかにした。これも、最初のコーナーで問題が起きた場合には、その問題がただ知らされるだけであることを、ドライバーたちが要求したからだという。
「これはカナダの際に彼らとの間で行われた会議で、彼ら全員が言ったことだ。どこかで線を引く必要がある。そして最初の一連の出来事から抜け出した後は、その決断と共に生きていくだけだ」
マシは、ペレスがペナルティを回避することができた唯一の方法は、コースオフしたことで手にしたポジションを、自発的に放棄することだけだったと語った。
「もしセルジオがターン6を出た後、これら2台(アルボンとマグヌッセン)の後ろでレースに戻ることを選択したならば、我々はそれを見たはずだと思うし、彼は自分自身で不利益を生み出したと言ったはずだ」
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