F1は2021年からレギュレーションを大きく変更することを目指している。この議論は2018年の4月に始まったが、今も詳細はまとまらず、最近パリで行われた会合で、10月までレギュレーションの完成を遅らせることが決められた。
メルセデスのルイス・ハミルトンとルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、そしてグランプリ・ドライバーズ・アソシエイションの代表であるアレックス・ヴルツは、ドライバーの代表としてこの会議に出席した。
■2021年のF1規則、発表は10月まで延期。緊急会議にハミルトンらも出席
この会議に出席することで、何を得られると期待していたのか、そしてその内容は彼自身を励ますことになったのか……そう尋ねられたハミルトンは、motorsport.comに対して次のように語った。
「彼らが、僕らドライバーがそこにいることを許してくれた。それは励みになった」
そう語るハミルトン。しかし彼は、レギュレーション完成までには、まだまだ修正すべき部分が多いと語るが、F1が直面している状況については批判的だった。
「毎回、2~3人のドライバーが、そこに参加できることを願っている」
「彼らはルールを作り上げる期限を延長した。それは、彼らが必要としていることだと思う。なぜなら僕の考えでは、今の彼らは必要とされるところにはまだ近付いていないからだ。すでに2021年に向けて作り上げられたモノには、大きな変更を加える必要があると思う」
ハミルトン曰く、今回会議に出席したのは、GPDAの旗の下にドライバーたちが団結したからだという。ただ、まだそのドアの中に入っただけであり、規則変更の過程の一部に加わっただけの段階であるという。
「長年にわたって、彼ら(F1やFIA)はその部屋に僕たちがいることを望んだことはなかった」
「彼らはエンジニアであり、決断を下す立場にいる人たちだ。でも僕らは”ただの”ドライバーなんだ」
「でも、マシンのフィーリングを知っているのは僕ら(ドライバー)だけだ。ポジティブな評価とネガティブな評価がある。それは、彼らが決断するのを助けることができる」
「その背景にある事実、そしてそれにどんな効果があるのかを知らずに、ルールを変更するべきではない。だからそのガイドになるため、そしてその舵の一部になるために、僕らはそこに加わろうとしているんだ」
「彼らがアイデアを思いついた場合、僕らは『実際にはマシンの中で、ひどいと感じるだろう』などと言うことができる」
ハミルトンは、現在話し合われている中でのポジティブな部分は、マシン同士が接近戦を演じられるエアロパッケージの導入を、各関係者が約束していることだという。一方でマシンは重いと語り、2021年世代のマシンはより軽くして、2000年代初頭の速さを取り戻すべきだと考えている。
「F1はF1であり続ける必要がある。それはモータースポーツの頂点で、世界最速のクルマだということだ」
そうハミルトンは主張する。
「我々もそれを形作る一部として機能し、本当に素晴らしい変更を加えることができることを願っている」
「それだけではない。週末のフォーマットも、ファンのために少し変更しなければいけない。ファンにどう関わってもらって、どうやってサーキットに来てもらうかということのためにもね」
ヒュルケンベルグも、2021年の空力レギュレーションの変更は心強いモノであるという、ハミルトンの意見に同意した。
「マシンは速く、それは素晴らしいことだ。問題は、前を行くマシンに近付くことができないということなんだ」
そうヒュルケンベルグは語った。
「しかしうまくいけば、2021年レギュレーションではそれにうまく対処されるだろうと思う」
「エアロ面が最も重要だと僕は信じている。でもこれは修正され、正しい方向に調整されることになるだろう」
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