ルノーは今季、信頼性の問題から安定してポイントを獲得することができず、第6戦モナコGP終了時点でコンストラクターズランキング8位となっていた。
しかしながら第7戦カナダGPではダニエル・リカルドが6位、ニコ・ヒュルケンベルグが7位に入賞し、14ポイントを一気に獲得。コンストラクターズランキング5位に急上昇した。また、中団チーム最上位となるランキング4位につけているマクラーレンに2点差まで迫っている。
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ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、カナダGPの結果はチームが現時点で達成し得る最高のパフォーマンスだったと考えており、これが今後のレースでの成功に向けての足掛かりになることを期待している。
アビテブールはmotorsport.comに対し、次のように語った。
「チームにとって良い結果になった。現時点で我々が期待できる最良のものだ。そして我々は(中団争いの)ゲームに戻ってきた。マクラーレンとはかなり近い」
「単に週末を通して何の問題も起こらなかったというのも良かった。したがって、我々にこの(結果を残す)力があるならば、何が可能になるかを考えていく」
アビテブールは、ルノーがシーズンを通して速さを発揮できるマシンを持っていながらも、信頼性やインシデント、戦略ミスなどの様々な問題によって、そのポテンシャルが発揮できずにいたと痛感していた。しかしカナダでは、全てがうまくいった時には好結果がついてくるということを示した形となった。
アビテブールはこう続けた。
「それ(カナダGP)は、我々がシーズン序盤に抱えていた全ての問題に対処するデモンストレーションのひとつに過ぎない」
「それは我々がするべきこと、そして(将来的に)できることを写した青写真なんだ」
「率直に言って、木曜、金曜からずっと完璧な仕事ぶりだったと言える。全くミスがなく、何のインシデントも起こらなかった。だからあらゆる点で、それは青写真であると言える」
「良いペースではあったが、ビッグチームと戦えるペースではなかったことに少しフラストレーションが溜まった。ただそれを素直に受け入れ、この結果に満足する必要がある」
ルノーがカナダGPで躍進したことは、チームにとってタイミング的にかなり嬉しいニュースであるだろう。なぜなら、続くフランスGPではさらに大規模なアップグレードが施される予定だからだ。
「我々はこの結果を受け入れ、次の結果に焦点を当てる必要がある。フランスGPに向けて多くのものが準備中だ」とアビテブールは付け加えた。
「モナコの時点では、エンジンの問題を解決することが最優先事項だと言っていた。しかしモナコはトラックの特性からして(その進歩が)目に見えるものではなかった。でもここ(カナダ)ではよりはっきりとわかった」
「次のステップはシャシーの改善だ。それは既に改善されていると言ったが、ポールリカールではさらに大規模なものがやってくる」
「しかし、我々はそれらの改良を適切にやり遂げる必要がある。これからはいくつかのテストなどが必要になるだろう」
「ただ、これが我々の求めているものを与え、中団争いに余裕をもたらすことになるだろう。だから我々は開発をより中・長期的なものと捉え、トップチームを目指して改良を続けていく」
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