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F1第4戦アゼルバイジャンGP予選トップ10ドライバーコメント

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F1第4戦アゼルバイジャンGP予選トップ10ドライバーコメント

 2019年F1第4戦アゼルバイジャンGP予選でトップ10に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 予選=1番手

クラッシュのクビサ「小さなミスが大きな代償につながった」。決勝出場は可能な見通し:ウイリアムズ F1アゼルバイジャンGP土曜


 今日ポールポジションを獲得できてとてもうれしい。チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれた。

 昨日と同様に、予選の序盤でもフェラーリがとても速いのが分かった。それでもQ3に進むころには、僕らもマシンとタイヤから最大の力を引き出せるようになっていた。

 路面が改善し、温度が下がっていくなかで、マシンの挙動がどんどんよくなっていった。肝心な時にすべてがうまくまとまったんだ。よかったよ。

 一番前の位置からスタートすることになってうれしいけれど、まだ何かを成し遂げたわけではない。重要なのは明日だ。過去にも見てきたように、このコースでは何が起きてもおかしくない。だからトラブルを避けることが大切になる。

 このコースはオーバーテイクが比較的容易なので、レースペースも重要だ。明日はエキサイティングなレースになると思う。トップチームは皆、ロングランペースが似たようなレベルだから、楽しくなるはずだ。

 去年のバクーでやり残した仕事が少しばかりある(注:レース終盤にトップを走行中にデブリを踏んでタイヤがパンク、リタイアした)。明日はベストをつくすよ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=2番手


 ここでフロントロウを独占するに足るだけの速さがあるとは思っていなかった。シャルル(・ルクレール)が、この週末ずっと、とても速かったからね。

 改善を施したことで、(フェラーリから)0.1秒から0.2秒差まで近づけるものと思っていたけれど、ここまでやれるとは予想していなかった。こういう結果を出せて、チームの皆のことを本当に誇りに思う。

 バクーでの予選はシーズン中のサーキットのなかでも、最も厳しく、最も難しいもののひとつだ。それでも挑戦することはすごく楽しい。このコースでは過去にも苦労させられたことがあるから、今日フロントロウにつけられたことをうれしく思う。

 ポールポジションまで本当にあと少しだった。Q3での最初のラップはとてもいい出来だった。でも2回目のアタックは最初のふたつのコーナーで0.3秒を失ってしまい、その後に遅れのほとんどを取り戻しはしたけれど、ポールを獲るのに十分ではなかった。だから、ある意味では満足しているが、一方では獲れたかもしれないポールを逃したことで落胆もしている。

 明日はさらにいい走りをしたいと思っている。スタートが重要になるね。ロングランペースはいいと思うけど、ここでは通常セーフティカーが何度も出るし、いろいろなことが起こるだろう。
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
セバスチャン・ベッテル 予選=3番手


(赤旗によるセッション延長で)路面温度が下がり、マシンバランスが変化した。ここには長いストレートがあって、1周にわたってタイヤをうまく機能させるのが容易ではなかった。

 メルセデスに最前列を奪い取られたというより、今日は彼らの方が速かっただけのことだ。長いセッションになって、日が落ちて、路面が冷えてしまい、アウトラップでプッシュできるだけの正しいバランスを得られなかった。

 Q3の最初のランはまずまずだったが、2回目のランでは誰からもトウを得られなかった。自分ひとりで自分のラップに集中して走ったが、大幅にタイムをロスした。でもこのサーキットでは起こり得ることだ。難しいセッションだった。

 シャルル(・ルクレール)がバリアに突っ込んでいるのを見て、彼の予選がそこで終わったことが分かった。チームのマシン1台がいなくなって残念だった。

 明日は新しい一日になるから、気持ちを切り替えてやり直そう。長いレースのなかで何が起こるか分からない。チームとして挽回を図り、ライバルたちにプレッシャーをかける。僕らには強力なマシンがある。積極的に攻めて、レースを楽しもう。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=4番手


 予選でこれほど戦闘力があったことはうれしい驚きだ。グリッド2列目というのは悪い結果ではない。
 すべてがスムーズに進行したが、Q3では(新品ソフト)タイヤが1セットしか残っていなかったので、皆とは異なる戦略で走り、他のマシンのスリップストリームを利用することなくアタックした。このコースでトウを使えないのは厳しい。トウを使ってアタックしたマシンと比べるとラップタイム面で不利になるんだ。Q2での自分のタイムと比べても、メインストレートでは0.25秒ロスした。他のストレートでも、6秒か7秒前に他のマシンが走っていて、そのトウを利用できれば、0.1秒か0.2秒ゲインできる。今のF1マシンはドラッグが大きいんだ。

 最後のラップでは最大限のパフォーマンスを引き出した。すごくいいラップだったよ。他のマシンの隊列と一緒に走れれば、ポールポジションを狙うこともできたと思う。でも、少なくともマシンがよく機能していることは分かったので、それはよかった。

 ここでのレースは常にクレージーな展開になるから、勝敗がターン1で決まることはない。互いの差が小さいので、4番グリッドからでもトップ争いができるはずだ。
■スポーツペサ・レーシングポイントF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=5番手


 素晴らしい予選だった。チームは戦略の面で、とてもいい仕事をしてくれた。あらゆることにうまく対応し、いつ出ていくか、いつ出ていくべきではないかなど、すべてにおいて正しい選択ができていたんだ。

 長いセッションになって路面がひどく冷えてしまったけれど、僕らは良い仕事をしたし、マシンから多くのものを引き出せたと思うよ。

 ここは独特なコースで、ドライバーが全力を尽くさなければいい走りはできない。毎ラップ、ミスを犯すことなく限界で走らなければならなくて、それには強い決意と自信が必要なんだ。

 長いレースになるだろうし、僕らの周囲にはとても速いマシンが何台か控えているけれど、ここバクーではどんなことでも起こり得る。ひとつのミスで、多くを失うことにもなりかねない。冷静でいることが重要だ。もしレースを完走できたら、ある程度のポイントを獲得できるはずだよ。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ダニール・クビアト 予選=6番手


 いい予選だった。Q3ですごいラップを走ったよ。ここはドライバーの勇敢さが求められるサーキットだ。そういうトラックでいいラップを走れると満足感が高い。

 昨日走行時間を失ったから、誰もがコンディションに対応するのに苦労したけれど、僕はいいペースを見つけるのが比較的早いタイプなんだ。

 ウォールをかすめたラップもあったが、このコースでできる限り速いタイムを出そうと思ったら、度胸をもって攻める必要がある。

 明日は長いレースになる。すべてをうまくまとめていいレースを走ることを目指そう。いい結果をつかむチャンスは十分ある。予測不能な展開になるかもしれないので、冷静さを保って最善を尽くすよ。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=7番手


 間違いなく、とても良い予選だった。最終的な結果という意味でね。危険な場面を避け、馬鹿げたミスを犯すこともなかったし、他のドライバーのそうしたミスを少しばかり利用させてもらったよ。そんなふうにクリーンな予選を走れたことが、僕らにとってかなりいい結果を生んだんだ。

 あのアタックラップをうまく走れていたらもう少し上に行けたかもしれない、という思いもあるけれど、それでも7番手には満足している。今日は全体的に最大限といえる結果を出せたと思うし、物事の成り行きも満足のいくものだった。

 けれども明日は長いレースになる。ここでは他のいくつかのサーキットのように、スターティングポジションがレース全体の結果を決定づけることはないからね。

■アルファロメオ・レーシング
アントニオ・ジョビナッツィ 予選=8番手


 初めてQ3に進出できて、本当にうれしい。昨日のFP2からものすごくいいペースを発揮できていた。今日はマシンから最大限の力を引き出せたと思う。
 10グリッド降格のペナルティを受けるけれど、ポイントを狙いたい。ここ2年間は波乱のレースになっているし、明日がどうなるかなんて予想はできないしね。良いレースを走れるようベストを尽くし、前に行くべく戦うよ。
■アルファロメオ・レーシング
キミ・ライコネン 予選=9番手


 予選Q3でいいラップをまとめることができなくて、本当にがっかりだ。最後のアタックではメルセデスに近づきすぎてしまって、始める前に終わったようなものだった。

 レースの予想? ここでは何が起きてもおかしくないので、特にないよ。

■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
シャルル・ルクレール 予選=10番手


 すべて僕のせいだ。こんなことになって本当に悲しい。でも責任はすべて自分にある。無線でも言ったけど、僕は本当にバカだ。この失敗から学び、向上するつもりだ。明日は絶対にいいレースをしたい。
“バカ”なんて言葉は使いたくないけど、バカとしか言いようがない。FP1、FP2、FP3、予選Q1を見れば、今日はポールが可能だったことが明らかだ。その可能性を自分の手で投げ捨てた。本当にがっかりしている。

(Formula1.comからミスについて聞かれ)ちょっとブレーキを遅らせようとした。というか、ソフトタイヤでの時と同じようにぎりぎりまでブレーキングを遅らせようとしたんだけど、ミディアムを履いていたために、ロックアップしてしまった。誤解してほしくないんだが、タイヤは何も悪くない。僕が悪いんだ。

(Twitterの投稿で)言い訳はしない。僕は役立たずだ。応援してくれている人全員に謝りたい。特にチームの皆には申し訳なく思う。彼らにふさわしいのはもっとずっといい結果だった。

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