今季のマクラーレンは、復調の兆しを見せている。
中国GPはスタート直後に起きたクラッシュによりうまくいかなかったものの、第2戦バーレーンGPでは、クラッシュによりリタイアするまで、カルロス・サインツJr.はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに挑んでいた。
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2018年までと比較すれば、格段の進歩を遂げているように感じられる今季のマクラーレン。しかしスポーティング・ディレクターのジル・ド・フェランは、まだまだ安心できる状態にあるわけではないと語る。
「このマシンは、昨年までに比べて少し前進しているように感じる。でも、我々は間違いなく、幻想に惑わされているわけではない」
ド・フェランはそう説明する。
「我々の目の前には、たくさんの仕事が残っていることを知っているんだ」
「私は冬のテスト中、そしてシーズン序盤戦を通じて、同じことをずっと話してきた。その考え方は変わっていない。我々の前には、まだ長い道のりがある」
マクラーレンの主な標的となるのは、ルノーのワークスチームである。しかしここまでの数レースは、信頼性の問題に苦しめられている。
ド・フェラン曰く、チームがルノーと対抗することができたとしても、満足感を得るには不十分であると明かす。
「ルノーは今年、パワーユニットのパートナーとして素晴らしい仕事をしてくれたと思う。そして彼らは間違いなく一歩前進し、より競争力のあるパワーユニットを届けてくれた」
「しかし我々の目標は、前に誰がいるかということは関係なく、歩み続けることにある。人によっては、ひとつの敵に集中したいと思うモノだ。私がドライバーだった頃もそうだった。でも、今はそれが良いとは思わない」
「我々はチームとして、我々がすること、そして前進し続けるために集中し続けることしかコントロールすることができない。そして正直に言えば、我々が1-2体制を築くまで、安息の時は訪れないんだ」
今季、チームによっては予選と決勝のパフォーマンスが大きくバラつくことがある。その状況が、正しい順位を把握することを困難にしていると、ド・フェランは考えている。
「レースと予選のペースは、大きくバラついていると考えている。おそらくそれは、新しいレギュレーションによるモノだろう。だから各チームは、自分たちのマシンを把握しようとしている」
「我々は一歩ずつ、あらゆる状況で最大限のモノを発揮できるようにしている。現時点では、少しずつマシンを前進させることに集中していると私が言ったのを、聞いたことがあると思う。そして他のチームが何をしているのか、そして何に苦しんでいるのかは、我々には分からない」
「もちろん、常にそれを理解しようとし、考えるよう試みている。でも、確実なことは分からない。他のチームと比較した時の競争力の順位で言えば、まだまだ満足できない。そして弱点に対処し、マシンを開発していくことで、前進し続けていかなければいけないことも分かっているんだ」
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