2019シーズンは海外ドライバーも多数参戦し、注目度が増している全日本F3選手権。その中でもチャンピオン最有力候補と目されているのが宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S)だ。
鈴鹿と富士で行われた合同テストでは、ほぼ全てのセッションでトップタイムを記録。富士テストではトラブルが出てしまい満足に走れない場面もあった他、今季B-Max Racing with motoparkから参戦するサッシャ・フェネストラズが速さを見せてきていたが、宮田は焦らず“自分の課題と向き合ってきた”と語った。
■宮田莉朋、第2戦富士はau TOM’S LC500からGT500クラスに参戦
「テストでは普段なかなかやれないことにトライしていました。レースウィークになると走りもまとめなきゃいけないし、セッティングなどもできることは限られます」
「昨年は予選の限られた時間の中で、(セッティングを)変えるべきかどうか?という判断が、自分のなかでできなかった部分もあって、そこで坪井選手との差をつけられた部分はあったと思います」
「チャレンジしてみて、良かったのかダメだったのかというのをテストで見たくて、正直タイムはあまり気にしていなかったです」
昨年はシーズン2勝を挙げポールポジションも2回獲得する活躍を見せた宮田。トムスの全戦優勝にも貢献したのだが、彼の目線からみればチームメイトであり最大のライバルだった坪井に対しては「2勝17敗」という結果だった。そこで宮田は、冬の間に自らが足りない部分を補うことに専念してきたという。
「このオフシーズンの間で昨年の自分に足りなかった部分をしっかり考えてきました。昨年もテストでトップタイムは記録していましたが、それでも坪井選手がいるときはコメントが違ったりしました。そういったところから自分の足りないところやクルマの違うところを見つけながら前進してきました。そういった意味で、このオフシーズンはずっといい感じでこられたと思います」
参戦3年目となる今シーズンは名門トムスのエースドライバーになった。特に昨年は坪井が大記録を打ち立てたこともあってか、さらにシビアになってその上を目指していきたいという想いを語った。
「もちろん毎年チャンピオンを獲得したいという想いでやっています。やっぱりチャンピオン(を獲得すること)は当たり前だと思っていますし、もっと言うと昨年トムスが全戦勝ったので、今年チャンピオンを獲れたとしても、1回でも負ければ昨年を下回ることになると思っています」
「達成できるできないは関係なしに……全部勝つつもりでやらないといけないです。逆に1回負けたらレースに出られなくなるくらいの覚悟でやらないとダメだと思っています」
「昨年の坪井選手に対して足りなかった部分を一番感じたのが僕でした。今年はその足りなかった部分を底上げして全部勝てたらいいなと思います」
今年の全日本F3はライバルが非常に多い。欧州の名門チームであるモトパークが参入する他、2台体制になったOIRC team YTBを名門チームのカーリンがサポート。例年になく国際色豊かなシーズンになっている。
テストでも好タイムを記録するなど、今季のライバルになり得る存在ではあるが、宮田はシーズンの開幕戦にならないと本当の勢力図は分からないと語った。
「テストでは新品タイヤを入れているタイミングも違うので、本当の速さが見えていない状況です。鈴鹿の開幕の最後の練習走行で分かると思うので、周りとの位置関係はテストでは気にしないようにしていました」
「でも、彼らは絶対近いところにはいると思いますし、テストと本番ではコンディションが違うので、そう行った意味では先を見越していかなきゃいけないと思っています。とはいえ、みんな速いので、それを把握しておきながらシーズンを迎えたいと思います」
宮田にとっては勝負の年となる2019シーズン。昨年までの経験を活かし、今年は全日本F3選手権でどんな走りを披露するのか楽しみだ。
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