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F1オーストラリアGP予選:レッドブル・ホンダのフェルスタッペンはフェラーリ2台に割って入り4番手! ハミルトン84回目のPP

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F1オーストラリアGP予選:レッドブル・ホンダのフェルスタッペンはフェラーリ2台に割って入り4番手! ハミルトン84回目のPP

 2019年のF1世界選手権開幕戦オーストラリアGPの予選が、メルボルンをアルバートパーク・サーキットで行われた。ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトンだった。

Q1:大激戦のQ1。ガスリー、まさかの敗退

■【動画】F1オーストラリアGP 予選ハイライト

 18分間のQ1。まずはルーキーのランド・ノリス(マクラーレン)がコースインしてタイムを刻み、ウイリアムズのふたり、ロバート・クビサとジョージ・ラッセルがそれに続いた。フェラーリの2台はセッション開始数分でミディアムタイヤを履いてコースへ。セバスチャン・ベッテルが1分23秒891でトップタイムを記録し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がすかさず1分23秒326でそれを更新した。

 その後メルセデスやレッドブルらトップチームがタイムアタックに向かうも、履いたのはソフトタイヤ。フェラーリのみがミディアムタイヤでのアタックとなった。残り5分を切った段階でルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分22秒043でトップタイムを更新した。

 残り3分から各車続々と2度目のコースインを行い、アタック合戦に。トラックコンディションが劇的に改善されていく中、それまで脱落圏内にいたケビン・マグヌッセン(ハース)らがタイムを更新していく。アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)も土壇場で9番手にまでジャンプアップし、脱落を回避した。そしてルクレールが最後にハミルトンのタイムを上回り、Q1トップタイムとなった。4番手以下からウイリアムズを除いた18番手までは約コンマ6秒の中にひしめくという大接戦となった。

 この激しい戦いの中、なんとピエール・ガスリー(レッドブル)がタイム更新できず、Q1敗退が決まった。チームは楽観的な戦略を取り、それまでのガスリーのタイムは更新されないと考え、2度目のアタックに送り出さなかったのだった。

 Q1脱落となったのは、16番手から順にストロール、ガスリー、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ラッセル、クビサとなった。

Q2:ハミルトンが昨年のポールタイム更新。ルノー、トロロッソが敗退

 15分間のQ2では、ハミルトン、ルクレールが真っ先にコースイン。ハミルトンは1分21秒861を記録し、ついに1分21秒台にタイムを乗せた。その後ルクレールがトップタイムを記録するも、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がそれを1分21秒241というタイムで更新した。Q2はフェラーリも含め全車ソフトタイヤでのアタックとなった。

 残り6分というところで、これまでタイムを計測していなかったフェルスタッペンが2番手タイムを記録。フェラーリの2台を上回った。トロロッソの2台は残り数分でのラストアタックを前に、脱落圏内にいた。

 残り3分を切り、各車ラストアタックに。ハミルトンが1分21秒014を記録し、自身が持つ昨年のポールタイム記録を上回った。脱落圏内にいたノリス、ロマン・グロージャン(ハース)が脱落圏内から脱出。トロロッソの2台は自己ベストを更新するもトップ10入りはならず。そして最後にセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が10番手に飛び込んだことにより、ルノー2台も敗退が決まった。

 Q2敗退は11番手から順にニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、リカルド、アルボン、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ダニール・クビアト(トロロッソ)となった。

Q3:メルセデス強し。フェルスタッペンは4番手

 ハースの2台を先頭にキミ・ライコネン(アルファロメオ)、ペレス以外がコースイン。ハミルトンはターン1で少し縁石にマシンを乗せすぎてしまいながらも、1分21秒055を記録。しかし、すかさずボッタスが1分20秒598をマークし、記録されたばかりのトラックレコードを大幅に上回った。

 フェラーリの2台は、ボッタスのタイムからベッテルが0.652秒差、ルクレールが0.844秒差と、大きく離された格好になった。フェルスタッペンは1分21秒656でメルセデス、フェラーリに続く5番手タイムをマークした。

 残り1分ごろから、各車最後のタイムアタックに。ハミルトンが1分20秒486を記録しトップに浮上する。ボッタスもそれに続くも、わずかに届かず、1分20秒598で2番手となった。フェラーリの2台はタイムが伸びず、メルセデス勢には届かなかった。フェルスタッペンは最後のアタックでルクレールを上回り4番手に入った。

 予選での“ベスト・オブ・ザ・レスト”はFP3から速さを見せていたハース勢。グロージャンが6番手、マグヌッセンが7番手に入った。8番手以下は順にノリス、ライコネン、ペレスとなった。

 テストの結果からフェラーリ優勢がささやかれる中、メルセデスがそれを打ち砕くような走りでフロントロウを独占した。フェラーリ、レッドブルはタイムこそ遅れをとったものの、レースペースでの挽回に期待がかかる。また、混戦となりそうな中段グループの争いにも注目だ。

 なお決勝レースは、明日3月17日(日)の日本時間14時10分にスタートする。

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